心身症の治療
心身症の治療では、患者さんの心理状態や症状に応じた薬物療法、心理療法が行われます。
薬物療法
心身症によって生じている症状や身体疾患に対する薬剤のほか、抗不安薬や抗うつ薬などを用いることがあります。
心理療法
心理療法として、リラクゼーション法や認知行動療法などが行われています。
リラクゼーション法では、心身の過度な緊張を和らげるため、「自律訓練法」などの治療法が考慮されます。
認知行動療法では、ストレスや心理的な問題の原因となる偏った思考パターン・行動パターンをより健康的なものに変えていけるようアプローチします。
心身症になりやすい人・予防の方法
心身症を発症する人は、無意識のうちにストレスをないものとしたり、感情を押し殺したりすることがあります。また、小児の場合には、感情をうまく表現できないことも考えられます。
心身症を予防するためには、ストレスに適切な対処法を取ることが重要です。日頃からストレスを解消できるよう、十分に休息を取ったり、周りの人に話を聞いてもらったりすると良いでしょう。子供の異変に素早く気づけるよう、保護者が子供の言動や行動をよく観察することも重要です。
ストレスに対してうまく対処できないという場合には、1人で解決しようとせず、心療内科等で専門医に相談してみましょう。
本態性低血圧
胃十二指腸潰瘍自律神経失調症慢性胃炎気管支喘息関節リウマチ機能性ディスペプシア甲状腺機能亢進症アトピー性皮膚炎糖尿病
単純性肥満症
メニエール症候群
全身性筋痛症
参考文献
国立精神神経医療研究センターNCNP病院「心身症」
近畿大学病院「心身症(ストレス関連身体疾患)の治療」
久保千春「心身医学研究の展望」
東大病院心療内科
厚生労働省「心身の反応(機能性身体症状)について」
配信: Medical DOC
関連記事: