「乳がんの検査費用」はご存知ですか?検査項目や受診頻度も解説!【医師監修】

「乳がんの検査費用」はご存知ですか?検査項目や受診頻度も解説!【医師監修】

乳がんは女性にとって大変重要な健康問題です。乳がんの早期発見・早期治療のためには、定期的な検査や検診を受けることが推奨されています。

しかし、検査にかかる費用が気になる方も多いのではないでしょうか。

早期発見が治療成功の鍵となるため、乳がん検査の種類や費用について詳細を知っておくことは大切です。

この記事では、乳がん検査の費用や項目について詳しく解説します。

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監修医師:
小坂 泰二郎(医師)

【経歴】
順天堂大学附属順天堂医院卒業(同大学で学位取得)/ 現在は佐久総合病院、佐久医療センター勤務 / 専門は乳腺外科、手術および薬物治療に従事 / 前職場であった愛媛県四国中央市HITO病院で外来業務に従事している

【資格】
日本乳癌学会 専門医
日本臨床腫瘍学会専門医・指導医
ASUISHI 2期修了

​​乳がんとは?

乳がんは、乳房に発生する悪性腫瘍のことを指します。日本人女性の間で多く見られるがんの一つであり、2024年7月現在も増加傾向にある病気です。
早期発見・早期治療により治療の効果が高まるため、定期的な検査が推奨されています。主な症状としては、乳房のしこり・乳頭からの分泌物・乳房の形状変化などがあります。

乳がん検査にかかる費用はどのくらい?​​

乳がん検査にかかる費用は、検査の内容や医療機関によって異なります。

自覚症状があり保険診療で検査を受ける場合

自覚症状がある場合、保険診療が適用されます。例えば、初診料やマンモグラフィの費用は1,000円から3,000円程度です。

診察(視診・触診):数百円〜数千円程度

マンモグラフィ:3,000円~5,000円程度

超音波検査:3,000円~5,000円程度

病理検査:数千円~数万円程度

画像検査:CT検査やMRI検査で10,000円~15,000円程度

自覚症状がなく自費診療で検診を受ける場合

自覚症状がない場合でも、人間ドックなどで自費で検診を受けられます。費用は医療機関によって異なりますが、自覚症状がない場合は自費診療となり費用が高くなります。

マンモグラフィ:4,000~10,000円程度

超音波検査:5,000円~10,000円程度

マンモグラフィ+超音波検査:10,000円~15,000円

オプション検査(細胞診、腫瘍マーカー検査など):数千円~数万円程度

自治体の乳がん検診を受ける場合

多くの自治体では、一定年齢以上の女性を対象に無料または減額して乳がん検診を提供しています。費用は自治体によって異なりますが、無料または1,000円程度の自己負担で受けられることが多いです。
対象年齢や実施間隔は自治体によって異なるため、お住まいの自治体のホームページや保健センターにご確認ください。

職場・健康保険組合の乳がん検診を受ける場合

職場や健康保険組合によっては、乳がん検診の補助制度が設けられている場合があります。費用は無料から3,000円程度が一般的です。
乳がん検診を希望するときは、お勤め先の福利厚生担当窓口または健康保険組合に確認することをおすすめします。

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