「膵臓がんの主な症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「膵臓がんの主な症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「膵臓がんの症状」についてよくある質問

ここまで膵臓がんの症状を紹介しました。ここでは「膵臓がんの症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

膵臓がんの余命一ヶ月の症状を教えて下さい。

中川 龍太郎(医師)

膵臓がんで余命一ヶ月と言われている場合、癌が大きくなり、他の臓器にも転移を起こしている場合がほとんどです。まず、膵臓がんが大きくなった場合には、お腹や背部の痛み、体重減少、食欲不振、黄疸などの症状を起こします。また、他の臓器に転移をしている場合には臓器別の症状を起こします。脳転移の場合には、四肢の筋力低下や麻痺、痺れ、頭痛などの症状があります。また肺転移であれば徐々に呼吸不全が進行していき、骨への転移では全身の痛みが起こります。これらにより最終的に衰弱し、食事や水分を摂ることが難しい状態になるのが、余命一ヶ月の症状となります。

膵臓がんは男性と女性で症状に違いはありますか?

中川 龍太郎(医師)

一般的に、男性、女性という性差によって、膵臓がんの症状に違いはありません。性別に関係なく、膵臓がんが進行することによって、ここまでご紹介してきた腹痛、背部痛、食欲不振、体重減少、黄疸などの症状が出現します。

編集部まとめ

膵臓がんは特有の症状に乏しく、無症状で進行することが多いため、早期に発見することが難しいがんの一つです。初期の症状として腹痛や背部痛、黄疸、糖尿病、食欲不振などがあり、進行すると多臓器への転移、がん性腹膜炎などを発症してしまいます。早期発見のためには定期的な健診や人間ドックなどを活用して、異常や症状がある場合には早めに病院を受診するなどの自身の健康管理に努めることが重要です。

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