「スキルス胃がんになる確率が高い人」はご存知ですか?症状についても解説!

「スキルス胃がんになる確率が高い人」はご存知ですか?症状についても解説!

スキルス胃がんの症状

スキルス胃がんの症状についてですが、通常の胃がんとあまり変わりません。スキルス胃がん・胃がんどちらにしても、初期段階では症状に乏しいとされます。症状が出現したとしても胃の不快感や胸やけなどですが、日常でも起こりうる症状なので受診せずに経過をみる場合もあるでしょう。
しかし、なかには明らかに異常な所見もあります。今回は、そのようなスキルス胃がんの軽い症状から重い症状まで解説します。

食欲低下

食欲低下は通常の胃がんでも起こる症状です。症状が継続するようなら受診してみましょう。

胃の痛み・不快感

胃の痛みや不快感は、胃がんだけでなく胃潰瘍などでも起こります。痛みを伴うようであれば、どちらにしろ早めに受診し医師に診てもらった方がよいでしょう。

胸やけ

胸やけは前日に飲酒をした日ではよく起こるのではないでしょうか。しかし、飲酒のような背景がないにも関わらず、継続的に胸やけがするというのであれば要注意です。早急に受診し医師に相談しましょう。

吐き気・嘔吐

吐き気や嘔吐もスキルス胃がんに関わらず、胃がん全般的に起こります。胃潰瘍や胃炎でも起こるので、何回も嘔吐してしまうなどあれば早急に受診しましょう。

体重減少

胃がんになると食欲不振の症状を伴い、これにより食事摂取ができない場合は体重も減少してくるでしょう。食欲不振が何日も続いた場合には要注意です。

下痢・タール便(黒い便)

下痢やタール便は胃がんの種類問わず起こります。下痢が出現した程度では受診しないでしょうが、タール便が出現した場合は早急に受診しましょう。
タール便は胃がんの発生部位から出血している可能性があるので、便が黒いと感じた場合は早急に受診しましょう。

腹水

胃がんが腹膜転移したときに腹水が溜まるようになります。スキルス胃がんの方は胃がんのなかでも進行速度が速いので、通常の胃がんよりも早めに腹水の症状が出現する可能性があります。
がんが腹膜に転移しているということは、病状がかなり進行しているので早急に受診しましょう。

スキルス胃がんの早期発見のポイント

症状が乏しいとされるスキルス胃がんの場合、症状が出現してから受診していては手遅れです。
そのため、人間ドッグなどで定期的に診てもらうことが必要ですが、その際は内視鏡だけでなく胃透視で観察してもらうことが有用でしょう。

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