「乳がんの前兆となる初期症状」はご存知ですか?医師が解説!

「乳がんの前兆となる初期症状」はご存知ですか?医師が解説!

「乳がんの初期症状」についてよくある質問

ここまで乳がんの初期症状などを紹介しました。ここでは「乳がんの初期症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

乳がんの初期症状として乳房にはどんな特徴が現れますか?

寺田 満雄 医師

乳房にしこりや変形、陥没が見られることがあります。また、乳頭から分泌物が出ることがあります。乳頭からの分泌物が血性だったり、常に片側乳頭の1か所の乳管から分泌物が出たりする場合は、がんの可能性も考えられます。ただし、症状がまったく何もない乳がんも多くあることは忘れてはいけません。40歳になったら2年に1回乳がん検診を受けることや、気になる症状がある時には早めに乳腺外科を受診することが重要です。

乳がんを疑う初期症状に疲れやすさはありますか?

寺田 満雄 医師

乳がんは、初期には疲れやすさや体調不良などの全身症状はほとんどありません。十分な休息をとるなど、生活習慣を見直しても疲れが続くようなら、まずは内科をしてみましょう。

脇や胸がチクチク痛むのは乳がんの症状でしょうか?

寺田 満雄 医師

脇や胸がチクチクと痛むのは、ホルモンの影響によることが多く、様子を見て消えるようであればあまり心配はいりません。痛みが長く続く時や、他にも気になる症状がある時は医療機関を受診しましょう。

編集部まとめ

乳がんの初期症状には乳房の変化(しこりや変形、陥没など)、乳頭から分泌物が出る、乳房の痛み、乳頭のただれやかゆみなどがあります。乳がんは、早期に発見すればほぼ治ると言われています。気になる症状がある時は早めに受診することが、早期診断、早期治療につながりますので、迷わず専門医の診察を受けましょう。

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