交際経験ゼロ、38歳女性のカン違い
30代前半のころは、まだ女友達にも相談できました。好きになれそうにない男性とデートをして疲れても、友人は「合わなかっただけだよ。好きになれる、合う人がいるよ」と言ってくれます。そうかもと思ってどんどん会ってみるものの、好きになれる人と出会えません。
やがてそのご友人は結婚して出産してライフステージが変わり、婚活相談がしにくくなってしまったそうです。このままでは40代になりそうだと思い、ご相談にやってきました。
裕子さんは結婚相談所で婚活をしていました。今も学さん(仮名)という、42歳で交通機関に勤める男性とデート中です。2回目のデートを予定しているそうですが、次に会ったらお断りしようと思っているとか。
なぜ学さんではだめなのか、理由を聞いてみました。
初デートが、相手の“観察”で終わっている
「たくさん質問してくれて話しやすい方なのかなとは思ったけど、共通点は何もないんですよね。暑がりなのに釣りが好きで、真夏でも釣りに行くらしいです。あちらはシフト休みっぽくてお休みも会いにくそうですし。次も会う予定はあるんですけど、なんか面倒くさそうに思っている感じがして」
裕子さんと話していると、“○○そう”とか、“○○な感じがした”、“○○っぽい”という言葉がよく出てきました。
「シフト休みかどうかとか、土日の休みがどれぐらいあるかって、お相手に確認しましたか?」
「確認はしてないです。GWが忙しかったって言ってたので、シフト休みで土日は休めないのかなと思いました」
「もしかしたらそうかもしれないけど、質問して確認しましょうよ。裕子さんは何か質問したんですか?」
聞くと、この日質問は一つしかしていませんでした。
「先にあちらが着いて待っていてくださったので、何分ぐらい待っていましたかって質問しました。あとは特に質問してないです」
「観察だけで終わってるじゃん! コミュニケーションとれてないよ」
裕子さんは相手に対して思ったことがあっても確認せず、相手を観察していただけ。振り返ると、相手にばかり質問させていたのでした。
このままでは、彼女の望むご縁は遠のくばかり。そこで裕子さんと話して、次のデートの作戦を立てました。
配信: 女子SPA!