もし子どもが不登校になったら?「不登校の子どもとどう関わればいいのかわからない…」同じ悩みを持つ4,200人の母親をサポートするrikaさんインタビュー

もし子どもが不登校になったら?「不登校の子どもとどう関わればいいのかわからない…」同じ悩みを持つ4,200人の母親をサポートするrikaさんインタビュー

文部科学省の発表によれば、2022年の小・中における不登校者数は299,048人で、不登校児童生徒数は10年連続で増加し、過去最多となっています。

自身も不登校のお子さんの子育てを経験し、現在は過去の自分と同じ悩みを持つ保護者向けの支援を行い、その解決方法をまとめた著書の発行部数は1万部を超えるrikaさんに、活動を始めたきっかけや、子どもの不登校に悩む保護者へのエールを伺いました。

<プロフィール>
rikaさん
ハッピーママサロン「rika’s cafe」主宰。rikaさん(50歳)・夫(50歳)・長女(23歳)・長男(21歳)の4人家族。現在は不登校の子どもを持つママ向けのオンラインサロン運営・カウンセリング・WEBライター・セミナー講師など活躍の場は多岐にわたる。

不登校を持つママ向けの活動を始めたきっかけは?

rikaさんが現在の活動を始めるきっかけは、長男が不登校になった8年前に不登校ママとしてリアルタイムで日記代わりに発信していたブログだったそう。

ブログを読んだ同じ悩みを持つ多くのママから続々と相談のメッセージが届き、ブログ開設から半年後にはセッションをスタートその2年後にはオンラインサロンをスタートしました。

現在の活動内容

ブログ読者の不登校の子どもを持つママからの相談に対して、1対1で行うセッション(カウンセリング)からスタートした「rika’s cafe」。スタート時から20人以上の申し込みが…!

想像以上の反響に単発のセッションだけでは対応が間にあわず、オンラインスクール形式を取り入れ、アップデートを重ねて徐々に現在のスタイルが確立しました。

「子どもが不登校になるとママの精神的ダメージは凄まじい。まずはそんなママの心を整える」ことが重要とrikaさんは話します。家族関係やママや子どもの状況も十人十色。そんな中、見逃しがちな問題を解決することからはじめるrika’s cafeでは、単発のセッションや不登校のママに向けた2カ月間の講座を行い、実際に不登校の子どもを持つママを経験したからこその視点で多くの悩めるママをサポート。

講座では、子どもへの声かけや対応法などの話ではなく、悩みを抱えるママの心の回復とベース作りに注力して動画やワークを配信しています。「子どもの不登校はとてもつらい。そこから浮かび上がるそれぞれの課題もみんな違う。なので、そこに目を向けて一人ひとりに寄り添いながら、そのトンネルの先の明るい未来に繋がるように、行くで!ついてきてや!という気持ちでやっています(笑)」。講座内では、悩めるママ同士がワークを通じて関わることで客観的に自分を見れるようになり、数ヶ月後には大きな変化が出てくるのだとか。そして、そんなママの嬉しい報告を聞いた他のママ達も、自分自身の少し先の未来に希望が持ててパワーが湧いてくるそうです。

不登校ママを卒業しても引き続きrika’s cafeと関わりたいという声を受けてつくった、講座終了者向けのオンラインサロン「OGサロン」も発足。ママ同士が戦友のような関係となっていき、子育てや夫婦や自分の人生の居場所になっていて、サロンを退会する人は少ないそうです。

今後は子育てにひと段落したママたち自身のライフスタイルも応援する活動も本格的にスタートする予定です。

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