犬の室内飼い…ケージは必要なの?
犬を室内飼いしていると、時間やスペースの制限を決めずに自由に動き回らせてしまうご家庭がよくあります。必ずしも悪いとはいいませんが、一般的に犬にはある程度の制限を設けることが推奨されています。
その方法の1つとして、ケージが活用されることが多いです。ケージに入ってもらっている間は、安全面においても、しつけの面においてもメリハリをつけることができるため、犬にとっては必要なアイテムに含まれます。
犬の室内飼いでケージを使うべき理由
なぜ犬を室内飼いする場合はケージを使い、ある程度の制限やメリハリをつける必要があるのでしょうか。
常に自由に動き回らせていると、留守番中などに危険な事態を招く恐れがあることや、メリハリのない生活でしつけに悪影響を与えるという理由が考えられます。
また、犬の習性として自分だけのテリトリーを用意してあげることで安心感が生まれ、警戒しなければいけない範囲も狭まるため、リラックスできる専用の場所を確保できるという理由もあります。
ケージとサークルはどちらを選ぶべき?選び方を紹介
ケージだけでなく、犬の過ごすスペースという意味ではサークルも選択肢に入ります。ケージとサークルはどのような違いがあるのでしょうか。
ケージとサークルの違い
一般的に、ケージは床と屋根が一体化しているタイプの居住アイテムを指します。跳躍力がある犬でも跳び越えてしまうリスクがないため、大人しく入っていてもらえるというメリットがあります。
サークルは柵をパーツで繋ぎ合わせて設置することで、犬の行動範囲を制限することが目的です。屋根がついていないので、柵の高さによっては跳び越えてしまう犬もいるでしょう。しかし、パーツの繋ぎ方で広さを調整できるというメリットがあります。
成長による体格の変化や体の大きさに合わせて選ぼう
ケージとサークル、どちらを選べばいいのか迷っている方は、愛犬の体格や成長段階を見越して選ぶことをおすすめします。
犬のケージやサークルを選ぶときは、犬が余裕を持って伏せや寝転がることができる広さが適しています。また、余裕で姿勢を方向転換できるかどうかも選択基準として重要です。
例えば、小型犬であればケージを、大型犬であれば体格がどんどん大きくなっていくため、調整しやすいサークルを選ぶと臨機応変に対応しやすいでしょう。
クレートを寝床として活用する方法もおすすめ
また、ケージやサークルとは別にクレートを寝床場所として活用する方法もおすすめです。慣れると守られている安心感で熟睡できる効果や、災害時に躊躇なくクレートに入り、避難できるといったメリットも期待できます。
サークルの場合は広さがあるので、サークル内にクレートを置き、寝床として使わせる方法も良いでしょう。
多頭飼いの場合は犬ごとにケージが必要
複数匹、犬を多頭飼いしているご家庭では、犬ごとにケージやサークルを用意してあげましょう。全ての犬を同じケージやサークルに入れてしまうと、お互いにストレスが溜まってしまいます。
また、会ったばかりの頃は、ケージやサークルの周辺を布で覆うなどして、お互いがお互いに警戒心を抱かずに過ごせるよう配慮してあげることも大切です。
配信: わんちゃんホンポ