実は、小さな虫などがいた……?
「壁の上部をじーっと見つめてて、何か思いを馳せてるのかしらとか思ってこちらもニャンコを見てたけど、実は小さな小さなコバエが止まってたのをじーっと監視してただけだった」
「すごく小さい虫がいました。それ以来、『また虫かも』と思い私も同じ場所を確認しています」
「家の中で壁の上のほうをじーっと見てることがある。こちらも探すけど見つけられないときが多い。小さな虫かな?と信じてます」
「窓をじっと見てたので何かと思ったら、ヤモリがいました」
「理由はわからないが、そうなる。たぶん毛が浮遊していたり、虫が飛んだりしていると思う。カメムシが飛んでいるときにもそうなっていたから」
「どこかを見つめて動かないときは、大抵は視線の先に虫などがいることが多いです。あとは、上の部屋に気配を感じると天井を見上げて固まることもあるようです」
【獣医師解説】一点をじーっと見つめる猫の心理
猫が家の中で「一点をじーっと見つめて動かない」という様子からは、どのようなことがわかるのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「家の中で猫が一点をじーっと見つめて動かないのには、次のような理由があると考えられます。
・暗いところでも目がきくから
・動体視力に優れているから
・聴力や嗅覚に優れ気配に敏感だから
・猫は素早く動くものに注意を引かれやすく、普段しない気配に警戒する気持ちから
猫が一点をじーっと見つめているときというのは、集中していることが多いです。なので、『急に背後から触る』などの行動は控え、びっくりさせないように見守ってあげるようにしましょう」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『一点をじーっと見つめる猫に関するアンケート』
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年9月時点の情報です。
取材・文/雨宮カイ