野菜たっぷり! が売りの冷凍宅食「グリーンスプーン」。2024年6月にグリコグループ入りしたことも話題になりました。おしゃれなパッケージやゴロっとした野菜が”映える”と人気のようですが、その実力はどうなのでしょうか。今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に、サービスの特徴やおすすめのメインディッシュベスト5を教えてもらいました。
目次
・【グリーンスプーン】特徴・コスパ・デメリット・食べる際のポイント
・【グリーンスプーン】第5位:白身魚とズッキーニのアクアパッツァ
・【グリーンスプーン】第4位:ひよこ豆と赤パプリカのタンドリーチキン
・【グリーンスプーン】第3位:ブラックペッパー香るローストチキンと彩り野菜のアヒージョ
・【グリーンスプーン】第1位:完熟トマトのナポリタン風チキンソテー
グリーンスプーンの特徴・コスパ・デメリット・食べる際のポイント
――冷凍宅食「グリーンスプーン」のメニューについて、特徴を教えてください。
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) グリーンスプーンは、野菜を中心としたいろいろな食材がとれる冷凍食品を定期便で届けてくれるサービスです。
最初はスムージーやスープからスタートしたサービスでしたが、今では、メインディッシュやご飯もの、パスタ、サラダなど多くのメニューが増えています。
ごろっとした野菜がたくさん入っているメニューが多いので、野菜を摂りたいという人におすすめです。パッケージやデザインもとてもおしゃれなので、冷凍庫にあるというだけでも気分が上がるサービスだと思います。
――コスパ的にはどうでしょうか?
猪坂 グリーンスプーンは1回あたりに届けてもらう商品の個数設定によって金額が異なるシステムになっていて、例えば「単品4食プラン」の1食あたりの単価は、870〜975円です。
お値段的にはやや高いと感じる人もいるかもしれませんが、120種以上の素材を急速冷凍しているので栄養価も味もほぼそのまま。栄養補給したい方にはうってつけですよ。
普段あまり自分では買わないような食材(イタヤ貝、芽キャベツ、モロッコいんげんなど)や、珍しい味付けのメニューなどを楽しみつつ、さまざまな栄養が摂れる、レンジでチンするだけでOK、といった点を考えると、魅力が上回ると感じる人もいると思います。
メニュー紹介ページには、そのメニューに含まれる食材の栄養情報も記載されているので、その栄養素の効果を意識しながら食べることができる点も良いと思います。
――デメリットはありますか?
デメリットというデメリットではありませんが、トレーなどには入っていないので、自宅でお皿を準備する必要があります。そのため、「職場などで食べる」「洗い物を減らしたい」という時には向かないかもしれません。
――食べる際に注意すべきポイントがあれば教えてください。
猪坂 スープやサラダ、スムージーの場合、それ一品だけでは食事が完成しないため、ご飯やほかのおかずは自分で追加する必要があります。
また、さまざまな食材が摂れるメニューばかりではありますが、たんぱく質が少なめのメニューも多いので、1品だけではおかずとして成り立たないこともあります。
「たんぱく質を摂りたい」「野菜を摂りたい」など、ご自身のニーズに合わせて選ぶようにすると良いでしょう。
配信: サイゾーウーマン