そのほかに大変だった、後悔したと感じたこと
「食事中にテーブルに登って、つまみ食いしてしまうこと」
「初めての猫(犬の飼育歴は25年ほどですが)で、どれほどの身体能力があるのかを知らず、脱走対策に翻弄されました。これくらいやっておけば……というのを日々更新された感じでした」
【獣医師解説】猫を飼って後悔しないために必要な準備とは
猫を飼って「思っていたより大変だった」と後悔しないために、猫を飼う前に必要な準備やポイントについて、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に教えていただきました。
――猫を飼って後悔しないためにも、猫を飼う前にどのような準備や用意をしておくべきでしょうか?
原先生:
「猫を飼育し始めることで今よりも年間でどのくらいお金がかかるのか、家の中でなくしたり、隠したりが必要なものはどういったものかなど、猫に対してしっかりとした環境を整えられるのかという点は、一回調べて考えられるといいと思います。
また、たとえばですが、一人暮らしで猫を迎え入れる場合、長い時間家をあけるのが少し難しくなります。旅行などに行けなくなるというわけではないのですが、そういったときに預けられる施設が身の回りにあるか? などのシミュレーションもできると、よりいいのではないでしょうか」
「それでもやっぱり猫が好き!」飼い主さんのエピソードをご紹介!
最後に、飼い主さんたちから教えていただいた、「それでも、やっぱり猫が好き!」と思えるエピソードをご紹介します。
「お世話すればするほどなついてくれるので、それだけで猫様のために働いているという実感がありウキウキになります」
「帰ったとき、甘えたりすねたりしながらお出迎えしてくれたり、寝ているとそばに来て無防備に一緒に寝たり、もういてくれるだけで癒されるので愛猫のいない生活など考えられません」
「大変なことはもちろんありますが後悔はありません。それ以上の癒しを得ています。帰宅したとき甘えてすり寄ってきたり、安心しきって寝たりする姿など、見ていて飽きることがありません」
「ふだんは気が向かないと抱っこもさせてくれないのに、夜になると私のベッドに跳び乗って、そっと私の腕の中に忍び込んでくるところ……かわいくて仕方ないです」
「かわいくて存在するだけで癒される」
猫を飼って大変だったことは多いものの、「それでも猫を飼ってよかった」「猫が好き」だと感じている飼い主さんが多いようです。実際に猫を飼う際は、飼う前と後で何が変わるのか、どんなことが必要になるのかなど、しっかり頭に入れておくようにしてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年8月時点の情報です。