略奪愛で幸せを掴める?3つのリスク・その後の注意点

略奪愛で幸せを掴める?3つのリスク・その後の注意点

略奪愛を成就させたい。このまま彼の奥さんから彼を略奪して幸せになりたい。

交際相手に奥さんがいる状態、いわゆる不倫関係となってしまっている女性のなかには、上記のように考えている方もいらっしゃると思います。

しかし不倫の末の略奪愛には様々なリスクが伴いますし、略奪したからといって幸せな関係を築けるとは限りません。今回は、弁護士の立場から、略奪愛としてよくある事例と略奪愛のリスクについて説明していきます。

もしあなたが心のどこかで不倫を終わらせたいとお考えなら以下の記事もご参照ください。

さらにもし万が一、不倫を理由に慰謝料請求されてしまった場合は以下の記事もご参照ください。

加えて、既婚者との交際のリスクについてはYouTubeで解説しているのでもし何か心当たりがある方はこちらもご参照ください。

1、よくある略奪愛の事例

略奪愛を経験された方には、

 とにかく好きになってしまって気持ちが止められず略奪した
相手に妻との不仲を聞かされて「私の方が彼を幸せにできる」と略奪した

という方が多いようです。

今まさに略奪愛をしようと考えている方の中には、このように彼のことが大好きで略奪しようとしている方や、彼を幸せにしてあげたいという気持ちから略奪をしたいと考えていらっしゃる方もいると思います。

しかし略奪愛を経験した方は多くの場合、成就してもずっと不安を抱えて過ごしている方や、結局は幸せになれなかったという方が多い傾向にあります。

「人のものだから手に入れたい」という心理が無意識に働いて、実際に手に入れた後にはどうでもよくなったという話もよくあります。

一度ここで冷静に考えて下さい。そもそも、

 刺激が欲しいだけではないか
奥さんに勝ちたい、自分が認められたいと思っているだけではないか

そして今後、

沢山のリスクを背負ってでもその交際相手と一緒になりたいのか

きちんと考え、思いとどまる勇気をもつことも必要です。

例えば、芸能人のベッキーさんと既婚者のゲスの極み乙女の川谷絵音さんの件は、略奪愛の代表例の一つです。ベッキーさんは、彼との略奪愛が報道され、多大な社会的な制裁を受けました。

略奪愛が成功しても、周りから祝福されないという悲しい現実が待ち受けることもあるため、略奪愛に走ることは控えるべきです。

2、知っておきたい略奪愛のリスク

略奪愛には多くのリスクが存在します。まず、社会的なリスクや経済的なリスクについて知っておくことが重要です。

(1)社会的なリスクが伴う

略奪愛がバレた場合、社会的な評価が下がる可能性があります。例えば、略奪愛があなたの職場で発覚した場合、降格、転勤、解雇などの処分が科せられることがあります。派遣社員の場合、契約が更新されない可能性もあるでしょう。さらに、周りからの冷たい目線や追い出されるような状況にもなり得ます。

(2)慰謝料を支払う義務が発生する

略奪愛がバレた場合、不倫慰謝料を請求される可能性があります。慰謝料の相場は、約200万円と言われていますが、状況によっては100万円から500万円の範囲内で訴訟が行われることもあります。相手の妻が訴訟を起こす場合、高額な慰謝料を支払う必要があり、大きな経済的負担になることもあります。

(3)子供がいる場合、養育費を支払う義務が生じる可能性がある

略奪愛の相手に子供がいた場合、その子供に対する養育費を支払わなければならない場合があります。そのため、略奪愛が成功しても、養育費を払い続けることになります。子供が成人するまで支払い続ける必要があり、大きな経済的負担になることもあります。

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