愛猫の『耳』、今どんなかたち?3つの耳の状態からわかる、猫の気持ち

愛猫の『耳』、今どんなかたち?3つの耳の状態からわかる、猫の気持ち

愛猫のことをより深く理解したいと願うのは、飼い主さん共通の想いでしょう。今回は、猫の心理状態を表す「耳のかたち」を3つ紹介します。愛猫の気持ちを知るためのヒントにしてみてください。

3.外向きリラックス耳(くつろいでいます)

力を抜いた状態で耳をやや外側に向けているときは、リラックス中です。似たようなスタイルの「イカ耳」ほどは張り詰めていません。猫の表情的にも、「何人たりとも許さん!」という緊迫感はなく、ほどよく脱力しています。

ウトウト時によく見られる耳のかたちであり、猫からすると、「イカ耳」とは違った意味で、邪魔して欲しくないタイミングです。自分だけの世界に没頭し、好きなようにくつろいでいます。

いずれにせよ、愛猫が耳を外側に向けていたら、そっとしておくのが無難です。下手にちょっかいを出すと、「リラックス耳」から「イカ耳」へと急展開します。

ちなみに、猫の耳の先には、房毛(リンクスティップ)と呼ばれる、ちょっとだけ飛び出した毛があります。感度良好なセンサーとして、ハンティング時に重要な役割を果たすパーツです。

メインクーンを代表とする長毛猫種のトレードマークですが、実は、短毛猫種の中にも持っている子がいます。ただし、長さは「気持ち程度」です。改めてじっくり観察してみると、みなさんの愛猫の耳にもキュートな房毛が見つかるかもしれません。

まとめ

猫は、言葉を持たない代わりに、自分の身体を使って気持ちを表します。しっぽのように、耳もまた、猫にとって重要なコミュニケーション手段です。

今回は、デフォルト状態、通称「イカ耳」、リラックス中、3つのパターンに分けて解説しました。愛猫がどんな心理状態にあるのか、飼い主さんも興味津々でしょう。

耳の動きは、貴重なサインです。愛猫の気持ちをより深く知るために、これからも「耳読力」に磨きをかけてみてください。

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