5、婚姻費用分担請求調停も依頼するときの弁護士費用
離婚までに別居をする場合は、相手方に対して月々の生活費を請求することができます。
この月々の生活費のことを婚姻費用といいます。
婚姻費用の支払いを求めるには婚姻費用分担請求の調停を起こすのがいいでしょう。
この調停は離婚調停とは別の調停なので、離婚調停だけ起こして安心してはいけません。
婚姻費用分担請求調停の申し立ても弁護士に依頼する場合は、別途、弁護士費用がかかる場合があります。
前記「2」と同等の費用を請求する法律事務所はあまりありませんが、相応の追加費用が請求されることもあるでしょう。
ですが、離婚調停と一緒に申し立てる場合は着手金無料で対応してくれる事務所もなかにはありますので、依頼する前にこの点も確認しておきましょう。
なお、婚姻費用の具体的な請求の仕方は次のページをご覧ください。
6、離婚調停における費用が安くて良い弁護士を探す方法
離婚調停で納得できる結果を獲得するためには、弁護士に依頼するに越したことはないといえます。
そこで、ここでは費用が安くて良い弁護士を探す方法についてご説明します。
(1)インターネットで検索する
弁護士を紹介してもらうルートをお持ちの方なら紹介してもらうのもいいですが、多くの方はそのようなルートをお持ちではないでしょう。
そんなときは、インターネットで検索するのが便利です。
離婚事件の実績をホームページに掲載している法律事務所もありますので、実績が豊富な事務所を探しましょう。
また、具体的な実績が公開されていなくても、離婚問題に関するコラムや解説記事を多数掲載している事務所は、離婚問題に力を入れていると考えられるのでおすすめです。
(2)無料相談を活用して実際に相談する
気になる事務所が見つかったら、依頼する前に必ず相談を受けてください。
実際に相談してみないと、弁護士とご自身の相性が合うかどうかがわからないからです。
離婚事件ではデリケートな問題を扱いますので、弁護士との相性は大切です。
初回の相談料は無料としている事務所も多くありますので、そういった事務所を選んで相談を申し込むとよいでしょう。
(3)複数の事務所を比較する
依頼する弁護士を決める前に、複数の事務所に相談して比較してみることをおすすめします。
弁護士はそれぞれ個性も違いますし、実績も違います。
複数の事務所で無料相談を利用しつつ、弁護士の人柄や実績を把握し、弁護士費用の見積もりも取って、比較した上でご自身に最もマッチすると思われる弁護士を選びましょう。
配信: LEGAL MALL