3、男性が離婚を準備するにあたり覚悟しておいた方が良いこと
(1)子供がいる場合親権を失うかもしれない
男性が離婚を準備するにあたっては、子供の親権を失う可能性を覚悟しておきましょう。
現在の日本では、多くの場合、母親が親権を有する傾向にあります。
また、子供が小さい場合は、それだけで母親が有利になります。
妻と離婚するということは、子供とほとんど会えなくなるということを覚悟しておきましょう。
どうしても子供の親権が欲しい場合は、
母親が子供を育てることは子供にとって悪影響が生じること
父親である自分が子供を育てた方が子供のためになること
を主張、立証していく必要があります。
(2)金銭的負担
離婚をするとなれば、
財産分与
養育費の支払い
などで金銭的負担が大きくなります。
子供とはほとんど会えなくなるにもかかわらず金銭的負担だけを負い続けることにやるせなさを感じる人も少なくありません。
離婚を決意するのであれば、金銭的負担を覚悟しておきましょう。
4、妻と別れたい男性は弁護士に相談を
妻と別れたい男性は、自分の判断で行動する前に一度弁護士に相談することをおすすめします。
(1)妻と直接離婚の話し合いをしなくて済む
あなたの中で妻との離婚を決意したということは、
妻とこれ以上話したくない
関わりを持ちたくない
という気持ちがあるかもしれません。
離婚の話を進めていく上で、細かい取り決めなどは妻と決めていかなければなりませんが、弁護士に依頼しておけば、弁護士があなたの代理人として妻と様々な連絡や取り決めを進めてくれます。
(2)財産分与の算定
離婚の話し合いを進めていく上で複雑になるのが財産分与の算定です。
どの財産が結婚後の共有財産になるのか
財産分与の対象となる財産には何が該当するのか
どのように評価額を決めるのか
など、複雑な側面もあります。
弁護士に依頼をしておけば、財産分与の算定も弁護士が行うので、手間が省けるという点は大きなメリットになるでしょう。
(3)慰謝料や養育費の算定
慰謝料や養育費の算定をしてもらえることも弁護士に依頼する大きなメリットです。
慰謝料や養育費の総額は決して安いものではないので、妻の言いなりにならないようしっかりとした算定を行っていきましょう。
配信: LEGAL MALL