いつか愛猫にも訪れる『老化の兆候』3選 シニアになったらしてあげたい対策も紹介

いつか愛猫にも訪れる『老化の兆候』3選 シニアになったらしてあげたい対策も紹介

猫は人間ほど加齢による変化が著しくないため、知らない間に老化が始まっていることがあります。猫の老化はどのようなものなのでしょうか。早めに気づきたいサインと、対策についてご紹介します。

1.被毛や口内の状態が悪くなる

猫が歳を取ると、見た目が徐々に変わってきます。最も分かりやすいのは被毛の変化でしょう。若いころに比べるとボサボサの毛並みになり、毛艶がなくなります。毛玉ができやすくなる個体もいます。

その理由は主に、加齢によって毛づくろいをする習慣がなくなってくることです。加齢により関節の変形などにより痛みや違和感を感じるケースが多いです。

そのため毛づくろいがしづらくなるのです。体内の水分量が減って、毛艶がなくなることもあります。

また、人間と同じように歯にも変化が見られます。歯周病・口内炎などが原因で歯が抜けたり、口臭が気になったりすることがあります。口内トラブルのために、食欲がなくなる・ドライフードを食べなくなるなどの変化を見せる猫もいます。

2.寝る時間が増える

猫は歳を取ると寝る時間が増えます。「お迎えをしてくれない」「ご飯とトイレ以外はずっと寝ている…」ということはないでしょうか。成猫の1日の平均睡眠時間は約14時間ですが、老化すると20時間以上寝ていることさえあります。

これは、加齢によって体力が衰えていることが原因です。余計な体力を使わないように、たくさん寝てエネルギーを節約しているというわけです。また耳が聞こえにくいため遊ぶことが減り、結果的に寝る時間が増えるという理由もあります。

中には、昼間はずっと寝ているのに夜中に大きな声で鳴くようになったというケースもあるでしょう。この場合は、認知症の症状の一つである可能性があります。

また体調不良で寝る時間が増えている場合もあるので、単なる老化と決めつけず、一度獣医師に見てもらうことをおすすめします。

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