ドモホルンリンクルで知られる再春館製薬所。化粧品メーカーという印象もあるが、創業90年以上の漢方の製薬会社で、漢方発想で人の「自己回復力」にアプローチする製品づくりを行っている。ドモホルンリンクルは今から50年前、その漢方発想から生まれたスキンケア。ブランドの軸となる「クリーム20」の21代目処方となる製品が2025年1月に登場する。
■生物に備わる「元の状態に戻ろうとする回復力」に着目
1974年、日本で初めてコラーゲンを5％配合したクリーム「ドモホルンリンクル5」の誕生がドモホルンリンクルのスタート。肌の7割を構成するコラーゲンに着目し、日々のスキンケアで使うクリームにコラーゲンを配合した。そのDNAを引き継いでいるのが「クリーム20」。50年という歴史の中で20回もの進化と深化を繰り返している。
「人は自然の一部」という漢方の考え方に基づき、人には「自己回復力」があり、生命「活動」と「修復／回復」を無意識に毎日繰り返していると考える。ただ、加齢や、紫外線、ストレスなどの環境要因により、年月を重ねることで自己回復力は低下していく。再春館製薬所研究開発部の大賀勇人さんの話によれば、「毎日100％回復すれば1年後も元の状態のままだが、もし、日々99％しか回復できない状態を繰り返していると、1年経つと本来の『1』は0.03まで減少してしまう」という。
これに対する打ち手として肌悩みを対処的に解決するのではなく、本来の“肌体力”に着目。悩みが顕在化する前の“肌体力”を強化し、肌本来の力をUPさせていくためのスキンケアを提唱している。“肌体力”そのものを鍛えるのであれば、スキンケアに肌質や年齢、季節などは関係ないと考え、ドモホルンリンクルの根幹である「クリーム20」とその力を発揮させる「基本4点」、その受け入れ態勢を整える「準備3点」、紫外線から守るだけでなくケアする「日中ケア」のワンライン8点になっている。
■50年目の最高峰21代目の「クリーム20」
ドモホルンリンクルのメインアイテムが「クリーム20」。日本で初めてコラーゲンを配合した初代、1992年の8代目では純度の高い「コラーゲンハイルクリア」を採用し、さらに1997年の10代目では“百草の王”と称される独自原料の長白参(ちょうはくじん)から、4種のエキスを抽出し配合するなどの変遷を遂げてきた。2003年には動物性コラーゲンから海洋性コラーゲンに変更した12代目となり、2007年の13代目には1キログラムの鱧の皮からわずか約3グラムしか取れない高品質の「ハモコラーゲン」を高純度で配合。50年という歴史の中で「常に最新、常にベスト」を目指して研鑽し続けている。
そして50年を迎えたタイミングで新たに発表されたのが、世界初の「発酵マルチプルコラーゲン」を使用した21代目の「クリーム20」。ハモコラーゲンをラビリンチュラ(海洋微生物)に分解させ、発酵力を掛け合わせた「発酵マルチプルコラーゲン」は、新たな機能性を秘めた“至高のコラーゲン”で、10月から数量限定で発売中の「マルチプルクリームマスク」にも配合されている。2007年の13代目でたどりついた「ハモコラーゲン」の進化版で、サスティナビリティと高機能性の両立を実現させる原料でもある。
鱧×海洋微生物による「発酵・分解」のように、ひと手間加えることで原料の潜在力を引き出すという、漢方の知恵“修治(しゅうじ)”にヒントを得た技法は、ドモホルンリンクルでは20年前から応用している手法。特に発酵を施す修治は漢方の製薬会社として得意とする分野で、長い歴史を持っている。
ブランドの原点であり、50年という歴史で培ったノウハウのすべてを結集させ、何度も進化と深化を繰り返してきた「クリーム20」。その最高峰製品として誕生した21代目「クリーム20」は、より深くに効かせる成分をふんだんに届けることに特化。「発酵マルチプルコラーゲン」に加え、タンパク質研究の先端知見、シワ改善・シミ予防に関する技術の向上だけでなく、肌のハリを後押しする「ハリセンサー」機能など「Wの新技術」も搭載。
漢方に学びながら歩みを続けてきた再春館製薬所が、半世紀に渡るドモホルンリンクルの英知を集約して誕生させた21代目「クリーム20」。50周年という節目の年に、また新たなドモホルンリンクルの歴史がスタートする。
配信： Walkerplus
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