サッカーの試合中に陰部を蹴られ救急外来に…。手術が必要になることも【ママ泌尿器科医】

サッカーの試合中に陰部を蹴られ救急外来に…。手術が必要になることも【ママ泌尿器科医】

精巣をぶつけたりしたときなど、下ネタで終わらせないで

精巣をぶつけたり蹴られたりすることは男児にはそれほどめずらしいことではなく、球技や接触スポーツなどではよく起こることだと思います。
一方で精巣はまだまだ下ネタや揶揄の対象とされることも多く、ぶつけたりけがをしたりしても「男子あるある」「かわいそ~(笑)」のような雰囲気で、深刻に捉えられない風潮があることは大きな問題だと感じています。羞恥心により受診が遅れる弊害もあるでしょう。
ふざけて股間を蹴ったりつかんだりするような行為は言語道断です。

私の息子もサッカーが好きなので、夢中でボールを追いかける様子を好ましく思う反面、近い距離でボールを蹴り合う状況が発生するとひやひやします。
精巣をけがするリスクの高いスポーツではプロテクターをつけることが一般化するといいなと思いますし、もしけがをした場合には迅速に病院受診することを多くの人に知ってほしいと思っています。

文・監修/岡田百合香先生、構成/たまひよONLINE編集部

精巣にけがをしないように注意をすることはもちろんのこと、もしけがをしてしまった場合は、迅速に受診をすることが大切だとのこと。ふざけたりせずにしっかりと対応したいものです。

●記事の内容は2024年11月の情報で、現在と異なる場合があります。

監修者
岡田百合香 先生
PROFILE:泌尿器科医/産業医。日本泌尿器科学会専門医。愛知県在住。総合病院の泌尿器科に勤務する傍ら、乳幼児の保護者を対象にした「おちんちん講座」や、思春期の学生向けの性に関する授業などを行っている。現在6歳男児、3歳女児の子育て中。著書『泌尿器科医ママが伝えたい おちんちんの教科書』(誠文堂新光社)が発売中!

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