主人公の橘はるかさんは、フリーのイラストレーターをしている主婦。消防士である夫・まさるさん、1歳の息子・ゆうと君と3人暮らしをしています。はるかさんは、普段育児に関与せず、大切な話も過去の自分の言動も忘れているパパに苛立ちを募らせています。
ママが自分の育児について口を出したことが気に食わなかったパパは逆上し、家の壁に穴をあけて話し合いから逃亡。パパに愛想をつかしたママはゆうと君を連れて実家へ戻り、離婚を決意します。
ママが家出したことを知り、ママの実家へ突撃したものの、義父に追い返されたパパ。イライラを募らせたまま訓練していたところ、注意を欠いて骨折してしまいます。
そんなとき、パパのもとに弁護士から協議離婚に応じるよう要請する通知が届き、怒ったパパは一刻も早く連れ戻すために再び義実家を訪れます。
パパは必死に同情を引こうとしますが、ママにはすべてお見通し。自分を大好きなゆうと君が寂しがると主張し、なんとか離婚を逃れようと抵抗しますが、パパを見たゆうと君は「パパいやー！」と大泣き！
自暴自棄になったパパは、とんでもない行動を起こします……。
妻子を力で制圧しようとした矢先……！？
「最後にわからせてやらないと……」
そんな思いに駆られたパパは、力ずくでママたちを制圧しようと目論みます。
「これは教育ダッ！！ ヤッテヤルゥゥ！！」
そう意気込んだ直後、その背後には柔道の全日本大会で入賞経験のある義妹の姿が……。
数々の暴言を吐き、力ずくで制圧しようと考えているところを見られたパパは一気に青ざめ、正気を取り戻したのでした。
自分の非を認めず逃げることばかり考えている人間は、どんな手段を使ってでも責任から逃れようとします。だからこそ、家族や弁護士をはじめとした第三者の介入が必要です。
ママやゆうと君に危害が及ぶ前に、パパの天敵である義妹が戻ってきて本当によかったですね。これ以上の何か起こらないためにも、今後は必ず弁護士を通したやりとりができるといいですね。
著者：マンガ家・イラストレーター くまお
配信： ベビーカレンダー（パパママ）
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