住宅購入の選択肢としての中古マンションを検討されている方も実際に住んでいらっしゃる方もいると思います。新築マンションと比べて選択肢も多く、安く購入できることもあり、近年需要が高まっています。物件の選び方や住環境は専門ではないためここでは割愛しますが、制度やお金の面で中古マンションを買う際の主なポイントを3つお伝えします。
1.購入費用と資産価値の下落を抑えられるのがメリット
新築物件と中古物件を比べるとやはり価格差が大きいです。ある統計の平均価格を比べると4割~5割安い価格で取引されています。マンションが建ったあとに駅ができて利便性が向上したり、希少性があったりする物件は例外的に安くないこともありますが、場所や広さなど同じ条件であれば中古物件の方が安く、部屋全体をリフォームやリノベーションをしても新築の費用でお釣りがくることも少なくありません。
新築物件も人が住んでしまうと中古扱いになるので、資産価値が急激に下がります。それに比べて中古物件はすでに人が住んだ前提での価格で売られているため、その後売却したとしても急激に資産価値が下がりにくい状態です。そのため、将来の住み替えや売却を検討されている方は、中古物件を選ばれると売却時の価格の下がり方が少ないケースが多いです。
2.建築年月と耐震構造はしっかり確認
新築物件は、最新の耐震基準・建築基準を前提にしていますが、中古物件はその建物ができたときの耐震基準・建築基準が前提になっています。基準の変更が何回かありますが、1981(昭和56)年6月以降か以前かで区別することがひとつの目安です。
地震保険は、1981年6月以降の建物であれば10%の割引が受けられます。1981年5月以前の建物のすべての耐震性が低いわけではなく、耐震補強等によって基準に達している物件もありますので、購入を検討する際は建築年月や耐震構造を確認するようにしましょう。
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