ドライヤーの使い方よりも夫の態度が気に食わない
ネット掲示板に投稿された妻の悩みは、ドライヤーの使い方で口論になった夫婦喧嘩に関すること。投稿主である妻は、アラフォーで4歳年上の夫と暮らしています。妻はドライヤーを使い終わったら、フックと掛け紐も使って片付けたい派。一方で夫は、膝くらいの高さの物入れの上に置きたい派。妻がお風呂に入っていたら、“ドン”と物が落ちるような音が聞こえたため、夫がドライヤーを落としたと感じたそう。しかし、夫は「落としていない、置いただけ」と主張。そのまま口論になり、最終的に夫から「もう終わり」といわれ、一方的に話し合いの場を終わらせられたのだとか。
一見すると、ドライヤーの置き場所に関する些細な問題に思えますが、妻はそのことよりも「もう終わり」と、一方的に話を遮られたことに傷ついた様子。
夫は変わらないから妻が変わるべき?
前述の悩みに対して、いろんな意見が寄せられていますが、目立っているのは「完璧に理解し合える関係はないから、お互いに譲り合い、我慢や妥協、諦めも必要」というもの。投稿主の妻としては、夫の言い方を今後も我慢し続けなければならないのかと悩んでいるため、ややズレたアドバイスにも思えます。しかし、人を変えるのは難しいもの。だからこそ、結局のところは「我慢・妥協・諦め」が重要で、夫(相手)を変える努力をするよりも、妻(自分)が変わったほうが早いという考えなのかもしれません。
夫のイヤな部分にいつもイライラするよりも「夫はそういう人なんだ」と、少し遠くから傍観することで、気が楽になるのだとか。また、そうやって我慢や妥協をしているのは、自分だけではなく相手も同じなんだと思うことも大切なようです。
他にも、「翌日に持ち越さない」、「過去の話はしない」などのアドバイスもあり、多くの夫婦は試行錯誤を繰り返しながら、パートナーと過ごしていそう。
理解しがたい相手の言動を受け入れることは、そう簡単なことではないと思いますが、お互いのことを受け入れられれば、夫婦円満に近づけるのかもしれません。
(文・山手チカコ/考務店)