こう聞かれたら、あなたはどのように思うだろうか。「夫のことならなんでも知っている」「そういえば、あまり知らないかも…」と、さまざまな思いを抱くかもしれない。
そこで、今回はママテナの独自インターネット調査で妻に「夫についてどれだけ知っているか」をアンケートしてみた(有効回答数108人)。
●夫の仕事上の悩みや預貯金額、4割が「知らない」
「夫について知らないことは何か?」というアンケートに対して、一番回答が多かったのが「へそくりの有無(47.9%)」。同じく経済面では「預貯金額(38.3%)」、「年収や給与体系(17%)」という結果に。共有財産以外の夫の財布事情を知らない妻は意外と多いようだ。
また、仕事面では「仕事上の悩み(38.3%)」と、4割近くの妻が夫の仕事上での悩みごとを知らない模様。また2割の妻は「仕事の具体的内容(18.1%)」と回答し、夫がどのような仕事をしているのかを知らないことが浮き彫りとなった。これは家で仕事の話をしたがらない夫も少なくないため、夫の性格にもよるものかもしれない。
ほかにも、「今欲しいと考えているもの(44.7%)」や「プライベートの悩み(29.8%)」、「将来設計(住みたい場所や暮らし方など)(29.8%)」など、夫の内面に関することについては知らない妻は少なくないようだ。

●6割の妻が「夫について知っている」と回答
妻は夫のことをあまり知らないもの…と思いきや、「夫のことを、自分はよく知っていると思うか?」という問いに対して、「よく知っていると思う(14.9%)」「どちらかというと知っていると思う(46.8%)」と回答した妻は全体の6割と、「夫について知っている」と考えている妻は少なくないよう。このうち「夫を理解するために心がけていることがある」と答えた妻は51.7%だった。
具体的な心がけについて聞いてみたところ、寄せられた声は次の通りだ。
「ふたりで話す時間を必ず設ける」(30代後半)
「いろんな質問をして反応をみている」(40代前半)
「話を聞く。休みはふたりで出かける」(30代前半)
これらの内容からは夫に興味関心を持ち、相手のことを理解しようとする姿勢がうかがえた。逆に「夫のことをよく知らない」「どちらかというと知らない方だと思う」と回答した人の理由として目立っていたのが、
「あまり夫と話さないからわからない」(40代前半)
「夫に対して興味がない」(30代後半)
などの回答。このふたつが非常に多く、普段から夫と会話が少なく、そもそも興味もないと感じている妻が多いことがわかる。
しかし、なかには「知らないことを知りたい気持ちはあるがゆっくり夫と会話をする時間がない」(40代前半)、「聞いても答えないから」(40代後半)のように、妻が理解したいと思っていても、夫が話そうとしたがらないケースもあった。
ちなみに、今回のアンケートのフリーコメントでは「(アンケートの)質問項目を見て『そういえば知らないな』と思う項目が意外と多かった」という声。そもそも普段から「自分は夫のことを理解しているか」と考える機会がない妻は多いのかもしれない。これを機会に、改めて夫との関係を見つめ直してみるのもいいのかも?
(取材・文:北東由宇 編集:ノオト)
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