「ねるねるねるね」をたくさんねるねるしたい人向けの自作レシピ

第1094回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
1986年、魔女のおばあちゃんが登場する衝撃的なCMで、当時の子どもたちの心をわしづかみにしたお菓子「ねるねるねるね」。この記事を読んでいる人のなかにも、小さいころに買って食べたという人も多いのではないでしょうか?

あれから31年。発売元がカネボウフーズ・ベルフーズからクラシエという名称にこそ変わったものの、今なお愛され続けるロングセラー商品です。

ところで、せっかくならあの「ねるねるねるね」を、もっとたくさんの量でねるねるしたい。と思ったことはありませんか? たくさん買えばよいのだけど、パッケージもかさばるし…。自作ってできないものかしらと調べてみると、近しいものは再現できるようです。

必要な材料は、重曹3gにクエン酸1.5g、そしてキサンタンガム0.3g。あとは、水7ml、砂糖10g、水溶性食物繊維3g。キサンタンガム、水溶性食物繊維はアマゾンや楽天などでも購入が可能です。これらが1回分の分量なので、あとはこれを比例させて増やしていけばOK。
(ちなみに水溶性食物繊維として、ゆべし粉も代用可能)

ねる

●ねるねるねるねを身近な素材で自作すると

作り方は、以下の通り。

(1)器にキサンタンガムを入れ、水5mlを入れてよく溶かす。
(2)そこに重曹を入れてよくねる。その後、砂糖を入れてよくねる。
(3)水2mlを追加し、水溶性食物繊維をいれてよくねる。
(4)最後にクエン酸をいれてよくねる。

「ねるねるねるね」がどうしてあんなにねっとりするのか。そのメカニズムは、化学変化。

重曹にクエン酸を入れることによって炭酸ガスが発生し、発泡。これで膨らんだところに、卵白や増粘多糖類が作用することで、なめらかなクリーム状にかわるというわけ。途中で色が変化するのは、リトマス試験紙と同じ原理ということ。重曹が加わることで中性からアルカリ性へ変化、そして、その後クエン酸が加わることで今度は酸性に変化するから、色が変化するのです。

ちなみに、商品版「ねるねるねるね」は、紫キャベツやクチナシなどの自然食品由来の色素を使っているから、お子さまでも安心だそうです。久々に子どもといっしょにねるねる体験して遊んでみませんか? ちょっと大量に作るのも、良い勉強&思い出になりそう。
(文・ねるねる坂ゆみ/考務店)

※画像はイメージです