最近よく耳にする「物価高騰」のニュース。実際にスーパーで買い物をしていると「コレ、こんなに高かったっけ…!?」と驚くことも多く、様々な食材の値上がりを肌で実感しますよね。何かと物入りな子育て世代にも影響はあるのでしょうか?彼女たちの買いもの事情について,レタスクラブWEBが調査しました。
(2025/1/9~2025/1/16実施:回答者831人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の145人の回答を抽出)
背に腹は代えられない?食事作りは「栄養よりも、安さを重視」する方が増加
「まとめ買い」が多数派 / (C)KADOKAWA LifeDesign
子育て世代の買いもの事情、まずは「買い物の回数は週にどのくらいですか?」と質問をしてみました。最多の回答は「週1~2回(51.0%)」、逆に一番少ない回答は「毎日(4.1%)」となり、食材などを毎日購入せず数日分まとめ買いをしている傾向が。買い物の頻度を上げると、嗜好品の”ついで買い”や、ガソリン代などがかさんでしまうケースもあるため、まとめ買いには節約効果もありそうですね。
物価高騰の影響?食事作りでも「コスト」を気にする人が増えています / (C)KADOKAWA LifeDesign
続いて、具体的にどのような購買行動をとるのか調査を進めました。皆さんは食材を購入する際に何を重視しますか?価格や栄養価、はたまた家族の好み…ご家庭によって優先順位がありますよね。そこで「食事作りで一番大切にしていること」を質問したところ、前年の調査結果に比べて「コスト」の回答率が2倍にアップ。(2024年 4.5%→2025年 8.3%)反対に大幅ダウンしていたのは「栄養」でした。(2024年 52.2%→2025年 42.8%)家族の健康を気遣いたいのは山々だけれど、食材の価格高騰の影響かコスト(低価格)を優先している家庭が増えてきたようです。
衣料品やスキンケア用品の費用、家計からは出しにくい? / (C)KADOKAWA LifeDesign
前問から、食事作りでのコスト意識が高まっていることが分かりましたが、日々の生活では実際に何を買い控えているのでしょうか?「この1年間で消費が減ったもの」を聞いたところ、多く見られた回答は「衣料品(15.2%)」でした。前年度、同じ質問をしたところ「衣料品」と答えた方は9.0%だったので、2倍近くの方が衣料品を買い控えています。同様の傾向は「スキンケア」の回答でも見られました。(2024年調査3.0%→2025年調査9.7%)毎日の食事ですら「コスト重視」の方が増えている昨今、物価高騰のしわ寄せは「身だしなみ用品の節約」という形で表れているのかもしれません。
冷凍食品にかける費用が大幅アップ! / (C)KADOKAWA LifeDesign
前問とは逆に「この1年間で消費が増えたもの」も併せて調査しました。すると、前年比で「冷凍食品」が11.6ポイントもアップ。(2024年調査20.1%→2025年調査31.7%)同様に前年度から伸びている回答は、カット野菜やミールキットなどの「半調理食品」、レトルトやお惣菜といった「加工食品」が躍進。少人数のご家庭なら、食材から買って調理するよりも冷凍食品の方が割安というケースもありそうですよね。また、節約術として冷凍食品を使ったお弁当を職場に持参している方も多いのでは?
また、食料品以外で伸びていたのは「教育費」でした。(2024年調査10.4%→2025年調査18.6%)中学受験や習い事が過熱していると言われる昨今、子育て世代にはどうしても削ることのできない必要経費なのかも。
子育て世代の食費をセキララ大調査!みんなは月にいくら使ってる?
気になる!子育て世代の毎月の食費 / (C)KADOKAWA LifeDesign
多くの方が気になるヨソのお宅のお財布事情、まずは家計で大きなウエイトを占める「食費」から調査しました。家族構成により「食べ盛りの中学生男子がいる」や「未就学児なので、子どもの食費はあまりかからない」など金額に偏りが出る可能性があるため、末子の年齢別に「ひと月あたりの食費」の比較。
毎月の食費が「3~5万円」という回答は、末子が小学生以下(0~11歳)の世帯が多いという結果に。(小学生以下42.5%、中学生以上27.6%)逆に、「5~8万円」は末子が中学生以上(12歳以上)の世帯が多くなりました。(小学生以下21.8%、中学生以上25.9%)
配信: レタスクラブ