危なかった! シャワーヘッドにある開閉スイッチ、閉じっぱなしにしていると…

危なかった! シャワーヘッドにある開閉スイッチ、閉じっぱなしにしていると…

シャワーヘッドの中には、手元でシャワーの開閉操作ができるスイッチが備わっているものがあります。

通常、ハンドルを『開ける』『閉める』にすることで元栓が開閉しますが、スイッチがあればいちいちシャワーのハンドルを操作しなくて済むので便利ですよね。

そのため、中にはシャワーのハンドルを湯水が出る状態(吐水)にしたまま、シャワーヘッドのスイッチだけで操作している人もいるかもしれません。

では、このような使用方法に問題はないのでしょうか。

シャワーの元栓を開いたままにしていると…

シャワーの開閉操作スイッチを備えたシャワーヘッドは、内部に開閉する止水バルブがあり、スイッチを押すことで止水と吐水が切り替えられる仕組みになっています。

※写真はイメージ

シャワーのハンドルを吐水にしたままでも、シャワーヘッドで湯水を止められますが、この状態が長く続くとどのような影響が出るのでしょうか。

シャワーヘッドを取り扱う株式会社山善(以下、山善)に聞いたところ、このような回答がありました。

ハンドルを吐水にしたまま、シャワーヘッドの止水ボタンを押しっぱなしにすると、シャワーヘッドで止められた湯水がホースにたまり、ホース内部の水圧が上がります。

また、シャワーヘッドにも常に負担がかかった状態になってしまいます。

※写真はイメージ

では、シャワーヘッドとホースに負担がかかった状態が続くと、どうなるのでしょうか。同じく山善によると…。

シャワーヘッドはできるだけ部品に負担がかからないように、水圧を逃がす仕組みにはなっています。

しかし、それでも水圧がかかりすぎてしまうと、破裂や故障につながる恐れがあります。

部品が破損・破裂した場合、水が出しっぱなしになったり、ケガをしたりする可能性も。

実際にシャワーヘッドの説明書などにも『元栓を閉めるように』と注意書きがされていることがあります。

シャワーヘッドのスイッチは便利ですが、トラブルを避けるためにも、長時間使わない時はハンドルを『閉じる』にして、元栓を閉めておきましょう。

[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]

取材協力
株式会社山善

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