つばきファクトリーが10周年記念ライブ開催 谷本安美「つばきバンドの演奏に乗せてパフォーマンスできることが幸せ」

つばきファクトリーが10周年記念ライブ開催 谷本安美「つばきバンドの演奏に乗せてパフォーマンスできることが幸せ」


つばきファクトリーがグループ結成10周年記念ライブ「つばきファクトリー 10th Anniversary SPRING LIVE 2025『Bloomin’』」を開催 / ※提供写真
つばきファクトリーが4月29日(火)、グループ結成10周年を迎える。それに先がけて、3月10日に東京・江戸川区総合文化センター大ホールで10周年記念ライブを開催。メジャーデビュー8周年を迎えた勢いそのままに、つばきファクトリーの魅力とポテンシャルを見せつけ、10周年イヤーの始まりにふさわしい最高のライブとなった。

■10周年を迎える今回は中島卓偉とパフォーマンス

毎年、2月22日のメジャーデビューを祝って行われてきた、生バンドを引っ提げての記念ライブ。今回は10周年の記念イヤーということで、「つばきファクトリー 10th Anniversary SPRING LIVE 2025『Bloomin’』」と題しての開催に。

今回のライブには、メジャーデビュー曲をはじめ、つばきファクトリーに数々の楽曲を提供しているシンガー・シングライターの中島卓偉がゲストとして登場。メンバーと共にパフォーマンスを行い、記念ライブに華を添えた。

■八木栞の卒業を実感させる「光のカーテン」ソロ歌唱

この日のセットリストは10周年を祝福するのにふさわしく、インディーズ時代を含めた新旧の楽曲で構成され、本編は「妄想だけならフリーダム」でスタート。印象的なイントロがギターの生演奏で奏でられ、ロックテイストの黒い衣装姿のメンバーが登場。いつものライブとは違った始まりに、会場のボルテージは早くも最高潮に。

MCで小野田紗栞が「今年もやってきたぜ、バンドライブ!」と叫び、サブリーダーの小野瑞歩は「結成10周年のお祭りだー」と呼応。メンバーたちも、いつもと少し違うロックな一面を見せる。

マイクスタンドを使った歌を聞かせるターンでは、「雨宿りのエピローグ」「純情cm」「鼓動OK?」を立て続けにパフォーマンス。つばきファクトリーらしい爽やかなポップスに、キーボードを中心とした生演奏が加わり、奥行きのある楽曲の世界観が広がっていく。

また、メンバーをシャッフルして、今回のライブのためだけにアレンジされた楽曲を披露。生バンド演奏の特性を生かして、「弱さじゃないよ、恋は」(小野、八木栞、豫風瑠乃、土居楓奏)、「青春エクサバイト」(谷本安美、秋山眞緒、福田真琳、村田結生)、「春恋歌」(小野田、河西結心、石井泉羽)を、バラード調やボサノバ調にアレンジ。

いつもとは違った楽曲の世界観が展開され、つばきファクトリーの魅力がより楽しめるターンとなる。また、「青春エクサバイト」と「春恋歌」では、小野と八木がコーラスとして参加し、2人のハーモニーが曲や歌詞にさらなる深みを与える。

「光のカーテン」では、1番を4月30日(水)の東京・日本武道館公演をもってグループからの卒業を発表している八木がソロで歌唱し、2番からは各メンバーが順番に登場。ラストは八木を囲むように、メンバーが円を作り上げる。

過去の公演でも、浅倉樹々や新沼希空といった、卒業を控えていたメンバーが歌った楽曲で、このシーンを目のあたりにして、ファンも八木の卒業を実感することに。

その後、メンバー全員で「I Need you ~夜空の観覧車~」を歌い、再びMCへ。アレンジされた楽曲を歌い終え、「緊張した」と口をそろえるメンバー。率直な思いを明かし、シャッフルコーナーを振り返るトークが始まる。

土居は「弱さじゃないよ、恋は」について、「この曲は表現力が難しくて、先輩方から表現力を学んで、新しい一面を見せるこができたと思う!」と笑顔。コーラスを担当した小野と八木にはファンから大きな拍手が送られ、「光のカーテン」でソロを歌った八木は、メンバーから「落ちサビが素敵だった!」と絶賛されていた。


グループ結成10周年記念ライブを行ったつばきファクトリー / ※提供写真


グループ結成10周年記念ライブを行ったつばきファクトリー / ※提供写真
■中島卓偉が会場にロック魂を注入

ここで一度、バンドメンバーがステージからはけ、つばきファクトリーだけでのメドレーコーナーへ。「Power Flower ~今こそ一丸となれ~」でスタートすると、メンバーとファンによるコール&レスポンスが繰り広げられ、会場が楽曲のタイトル通りに“一丸”に。その勢いのまま、「デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい」「EZPZ!!!」「気高く咲き誇れ!」を歌唱。

秋山が「ここからはお待ちかね! 中島卓偉さんの登場です!』と呼び込み、ゲストの中島卓偉がステージに登壇。メンバーやファンから大きな拍手で迎えられた中島は、さらなるロック魂を会場に注入。その思いも背負い、つばきファクトリーメンバーは中島が曲を提供した「マサユメ」を披露する。

パフォーマンス後、小野が「せっかく卓偉さんが来てくださったので、ここからは卓偉さんが作ってくださった楽曲たちをお届けします!」と話すと、谷本が「ここで、卓偉さん作曲の新曲を初披露します!」と笑顔を見せる。

会場から大歓声が巻き起こる中、「この曲は会場の皆さんも一緒に歌ってもらいたい部分があるので、卓偉さんからレクチャーをお願いできますか?」という小野田の提案を、中島は快諾。ファンに対して、新曲「大好きなのに、大好きだから」のあおり部分をレクチャーしていく。

中島のレッスンが良かったのか、初披露にも関わらず、ファンたちは「大好きなのに、大好きだから」のコール&大熱唱。ファンたちのつばきファクトリーに向けた“大好きだから”が表現される光景となる。

その後も「今夜だけ浮かれたかった」「アドレナリン・ダメ」「Stay free & Stay tuned」と、中島が提供した楽曲を畳み掛けるつばきファクトリー。生バンドの演奏と、グループきってのアップテンポな曲も相まって、格好良いロックアイドルグループの装いとなっていた。

■谷本安美のシャウトからエンディングへ

ここで本編は終了となり、アンコールに突入。再びステージ上へ登場したメンバーは「足りないもの埋めてゆく旅」を歌い、ファンへ向けた感謝の気持ちとイベントの感想を述べていく。

「リハーサルのときは、どんな感じなのか想像がつかなくて不安でした。今日、皆さんの笑顔を見ることができて幸せな時間でした!」(土居)、「皆さんの歓声に感動した。新曲を披露できたし、感謝にあふれるライブでした」(村田)、「想像以上にバンドライブが楽しくて、難しかった。もっともっとがんばレッサーしたい!」(石井)と、今回が初のバンドライブとなった新メンバー3人は、緊張感と安堵感に満ちた表情で話す。

続いて、「こうやってバンドライブができているのも、先輩方がつなげてきてくださったからこそ。こういう気持ちを大切に、もっと良い作品を作っていきたい」(豫風)、「節目の年に、素敵な音と皆さんに囲まれたライブができた」(福田)と、歴史を紡いできたグループの先輩とファンへ感謝。

卒業を控える八木は「もうちょっとで終わるんだなって、名残惜しい。今の瞬間を大切にしたい」と、少ししんみりと本公演を振り返る。

その後も、「皆さんのニコニコの笑顔が見られて良かった」(河西)、「最初のころは歌詞の意味が分からなかったけど、歳を重ねて、今では楽曲の良さが分かるようになった。この素敵な楽曲を、皆さんにも届けられているのかなと思うと、アイドルやっていてよかったと思える」(秋山)と思いを明かす。

また、「今年もバンドライブができてよかった」(小野田)、「バンドライブも3年目。こうやって、つばきファクトリーの恒例行事になりつつあるのは、応援してくれる皆さんのおかげです」(小野)と率直な思いを吐露。

最後に、リーダーの谷本がロックらしく「お前ら楽しかったか!」とシャウトし、会場のファンからは大歓声が上がる。そして、最後は「ハッピークラッカー」で10周年記念ライブは幕を閉じた。

公演終了後、公式SNSで6月4日(水)に最新シングル「My Days for You/タイトル未定(曲順未定)」をリリースすることを発表。ライブ内で披露された「大好きなのに、大好きだから」も、最新シングルのアディショナルトラックに収録予定となる。

また、4月30日(水)には、単独での日本武道館公演「つばきファクトリー 10th Anniversary Concert at BUDOKAN ~OUR DAYS~」も控えている。同公演をもって、2021年7月に加入した八木がグループ、ハロー!プロジェクトから卒業する。

さらに、 5月10日(土)からは10周年記念ツアー「つばきファクトリー 10th Anniversary Live Tour 2025 Spring ~OUR DAYS GO ON~」も予定している。


グループ結成10周年記念ライブを行ったつばきファクトリー / ※提供写真


グループ結成10周年記念ライブを行ったつばきファクトリー / ※提供写真
■バンドライブの感想について

谷本:バンドライブは、いつものつばきファクトリーの楽曲とは少し違うアレンジが楽しめる公演です。今回は3度目となるバンドライブでしたが、バンドって本当に素敵だなって再認識できました。つばきバンドの皆さんの演奏に乗せてパフォーマンスできることが、本当に幸せでした!

河西:これまでのつばきファクトリーの実力を、皆さんにお届けするライブにしたいという気持ちで挑みました。バンドの皆さんと一緒にライブをすることは当たり前ではないので、リハーサルから私たちもバンドメンバーの皆さんの熱量に負けないように臨みました。

今回で3回目のバンドライブですが、これまで以上にバンドの皆さんと息が合ったパフォーマンスが披露できたと思います。

石井:私と村田結生ちゃん、土居楓奏ちゃんは初めてのバンドライブでした。想像よりもリズムと音程が難しくて、リハーサルから苦労しました。でも、本番ではファンの皆さんやメンバーからの温かい目線を頂けて、すごく楽しかったです!

■シングルリリースに関して

谷本:真野恵里菜さんの「My Days for You」をカバーさせていただきます。この曲には“ありがとう”だったり“これからもよろしくね”という歌詞があるんですが、それが結成10周年にぴったり。ファンの皆さんに感謝を伝えられる楽曲なので、たくさん思いを伝えていけたらいいなって。

私自身、リーダーになって初めてのシングルなので、この曲を通じて、つばきファクトリーの魅力を伝えていきたいです!

河西:真野恵里菜さんの「My Days for You」は、ハロー!プロジェクトの楽曲の中でも多くの方に愛されている楽曲なので、個人的にはちょっとプレッシャーもありました。真野さんのことをリスペクトしながら、この曲の良さを伝えられたらいいなという思いでレコーディングに臨みました。

このような大切な曲をカバーさせていただけるのは本当にありがたいので、感謝の気持ちを忘れず、この曲を届けていきたいです。

石井:「My Days for You」は、昔から聞いていた曲なので、カバーできることが素直にうれしいです。八木さんが卒業されてしまいますので、11人体制では最後のシングル。そこも見どころだと思います。


グループ結成10周年記念ライブを行ったつばきファクトリー / ※提供写真
■つばきファクトリー 10th Anniversary SPRING LIVE 2025 「Bloomin’」
◇3月10日(月) ◇東京・江戸川区総合文化センター大ホール

<セットリスト>
M01.妄想だけならフリーダム
M02.アタシリズム
M03.雨宿りのエピローグ
M04.純情cm
M05.鼓動OK?
M06.弱さじゃないよ、恋は(小野、八木、豫風、土居)
M07.青春エクサバイト(谷本、秋山、福田、村田)
M08.春恋歌(小野田、河西、石井)
M09.光のカーテン
M10.I Need you ~夜空の観覧車~
M11.Power Flower ~今こそ一丸となれ~
M12.デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい
M13.EZPZ!!
M14.気高く咲き誇れ!
M15.マサユメ
M16.大好きなのに、大好きだから
M17.今夜だけ浮かれたかった
M18.アドレナリン・ダメ
M19.Stay free & Stay tuned
EN1.足りないもの埋めてゆく旅
EN2.ハッピークラッカー

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