完食指導を受けたことがある人も多い
Twitter上で、いろんな人たちのツイートを見てみると、「私のころにもあった」や「床に落ちたものも食べさせられた」といったように、完食指導を受けたことがあるという人も見受けられ、昔からの問題であることがわかります。
完食指導には、「好き嫌いを減らす」という目的も含まれていると思いますが、以下ツイートのように、「無理やり食べさせられた結果、トラウマになった」という声も散見されました。
“昭和世代の私の頃はお残しは許しまへんで無理矢理食わされてた子いたけど、成人して会ったらほとんどがトラウマで今でも食えないと言ってたな。”
完食指導反対派としては、無理やり食べさせることでトラウマや拒食症になる可能性、アレルギー食品を誤って食べてしまう危険性などを指摘する声が多いです。
一方では、以下のように一定の条件があれば、完食指導に賛成という意見もあります。
“ニュースやらで物議を醸してますが、完食指導自体は悪くないと思う。満腹や不調、アレルギーの人に無理矢理食べさせるのは間違ってるけど、食べたいモノを食べたいだけ食べるってのは良くない、食べ物を粗末にしてはいけない、って教えるのは必要だろうと思う。”
完食指導賛成派としては、一人ひとりの子どもにあった食事量や内容を踏まえたうえで、「嫌いなものも努力範囲で食べる」ことは重要なのではないかという考え。好き嫌いがあっても病気になることはないかもしれませんが、「将来大人になって嫌いだから食べられない」というのは恥ずかしいことでは? という意見もあります。
どちらが正しいとは一概にはいえないであろう完食指導問題。みなさんは、完食指導についてどういった考えをお持ちですか?
(文・山手チカコ/考務店)
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