●夫婦だからこそ、寝室の演出が必要!
「寝室からエロスがなくなるのは絶対にNG!」と語る三松氏。
「同じ寝室で子どもと一緒に寝たりすると、寝室は一気にエロスの場ではなくなってしまいますよね。日々の疲れを癒す寝るだけの場所になって、布団を干す以外手をかけなくなってしまうママがほとんどかと思いますが、“そうじゃないよ”と言いたいです」(三松氏 以下同)
長年生活を共にする夫婦だからこそ、寝室の演出は必要不可欠だという。
「ラブホテルや露天風呂付旅館に行くとなぜSEXをしたくなるのか…それはやはり、日常からかけ離れた空間であるから。毎日一緒にいる夫婦だからこそ、あえてその空間を意識的に作らなければいけません。例えばヨーロッパの夫婦の寝室を見てみると、燃えるような深紅のカーテンにムーディーな間接照明と、夫婦であっても、寝室はスキンシップやキスしたくなる空間がしっかりと作られています。でもこれらの演出は、妻の役割なので、妻側が気を配らなければ成立しません。夫はその辺り疎いので…(笑)。夫に“寝室だけはホテルみたいだね”と言わせたらこちらの勝ちです」
夫婦仲が良くなる具体的な寝室づくりについて聞いた。
1. ベッドの位置や布団を敷く向きを変える
「向きを変えると気分も変わります。窓から月が見える位置に寝るのがおすすめ。月光は女性を美しく輝かせ、セクシーに見せます」
2.アロマオイルを炊く
「夫もリラックスでき、気持ちにゆとりが出て、“まぁエッチでもしてみるか…”と導入に効果をもたらします。おすすめは、イランイラン、ネロリ、サンダルウッドです」
3.テレビの代わりに癒しのBGMを
「テレビをいきなり切ると、夫の機嫌を損ねることにも。“今夜はお話しない?”とあくまで優しくささやき、せせらぎや波の効果音、ガムランなどのアジアンミュージックを流すなどしてみましょう」
4.カーテンを夫が好きな色に変える
「夫の好きな色、落ち着く色を聞き出し、余裕があれば2、3枚買って気分によって変えてみましょう。寝室での夫婦の会話も増すはずです」
5.照明はムーディーなものに
「照明は特に大切。LEDなどキラキラ系の電気はやめて、アマゾンで1980円くらいで買える間接照明などに切り替えてみましょう。簡単にバリ島リゾート風に切り替えることができます」

●羞恥心を捨て、夫と寝室改善会議をしよう
これらの寝室づくりが成功したら、ぜひ真面目に実践してほしいことがあるそう。
「ご主人様と、ぜひ、寝室改善会議を開いてください。もちろん夫のタイプにもよるので、いきなりSEXの話を持ち出すと、逆にドン引きしてしまうケースもあります。夫がどういうタイプであるかは、妻であればもちろんわかるはずですよね。受け入れてくれそうな旦那さんの場合、ローンや子どもの話など、事務的な話と一緒にするのではなく、“すごく真面目な話があるの…。私たちの人生に関わる話だから真面目に話したい”と枕詞を添えた上で、夫婦のSEXについてお互いの価値観を正直に話し合いましょう。そこにプライドや羞恥心はいりません」
「いつまでも、あると思うな親と夫」それが夫婦の真実だと語る三松氏。夫に浮気される前に、まずはわが身を振り返り、妻側が夫を盛り立てるための努力を怠らないことが大切なのかもしれない。
(取材・文/吉富慶子)
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