
スーパーでベビーカーが真ん中を通る理由
ベビーカーが他の人からしたら邪魔かもしれない通路の真ん中を通らざるを得ない理由…。それは、通路の端を通ると、ベビーカーに乗っている子どもが商品をつかんだり、手を触れたりしてしまう可能性があるから。特にベビーカーに乗った子どもは親から死角になる場合が多く、いつの間にか商品をつかんで万引になってしまうなんてことも…。
小さい子の手は食べ物やヨダレなどでベタベタしているのは当たり前。そんな手で商品に触れてしまうと、お店や他のお客さんの迷惑になってしまう。また、本などをつかむと、ぐしゃぐしゃにして商品をダメにしてしまうこともあります。ベビーカーをおすママは、常にそういった意識を持って行動しているんですね。
多くの共感と「知らなかった」の声
このツイートには、同じようにベビーカーでの子育て経験のあるママたちからは、たくさんの共感やスーパー以外でのエピソードなどが寄せられています。特にパン屋では、パンがそのまま置かれているので、「かなり気を遣った」という話や、「パン屋に行くときにはパパに面倒を見てもらっていた」といった意見も出ていました。
一方で「そうだったのか!」「知らなかった」と、ベビーカーが通路の真ん中を通る理由に驚きを隠せない人たちも。「ベビーカーの肩身の狭さを知ってもらう良いきっかけに」と、こちらの話題を知らない人たちへの啓蒙にして欲しいと願う声も見受けられます。
子育てをする立場になってみないとわからない苦労はたくさんありますが、こういった形で多くの人たちにその苦労が伝わるケースが最近増えているようです。たとえば、電車内で子どもを抱っこしているときに席を譲られても、座ってしまうと景色が見られなくて子どもが騒いだりしてしまうから、せっかく申し出があっても座れない…。といった話題も注目されています。SNSなどを通じて、子育てのしやすい世の中になって欲しいですね。
(文・姉崎マリオ)