ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違いって?
お花を長期保存する方法として、ドライフラワーのほかに、プリザーブドフラワーというものがあります。名前は聞いたことがあるけど、違いがよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
ドライフラワーの特徴として、作る時に何か材料を必要としないということがあげられます。また、色落ちしてしまうため、本来の生花とは少し風合いが変わってしまうのも特徴のひとつ。色落ちに関しては賛否両論ありますが、「味があっていい」という人も少なくないようです。
一方のプリザーブドフラワーは、ドライフラワーよりも生花に近い状態のまま保存でき、鮮やかなカラーを出すことができます。しかし、脱色・乾燥・着色と工程が多く、薬剤を使用するため手間がかかり材料も必要。
もらったお花により近い状態で保存するには、プリザーブドフラワーがオススメなのですが、初めて挑戦するという人にはドライフラワーがオススメです。

ドライフラワーはどうやって作るの?
ドライフラワーの作り方は、とっても簡単。生花を紐でしばり、風通しの良い日陰に吊るすだけ。なのですが、1~2週間ほど吊るしたままにしなければいけないので、すぐに完成というわけにはいきません。「そんなに待っていられない!」という人は、電子レンジを使った作り方はいかがでしょう?
耐熱容器の上に直接お花を並べて、ラップなどはせず、そのまま電子レンジ(600W)で1分ほど加熱。お花の状態を見ながら、何度かこの作業を繰り返すだけ。この後、一般的な作り方同様、風通しの良い日陰に吊るしておくのですが、電子レンジを使う方法の場合は、1~2日程度で完成!
ちなみに、これ以外にもホームセンターなどで売っているシリカゲル(乾燥剤)と一緒にタッパーに入れておくという方法もあるようです。また、お花だけでなく、グリーンも同じ方法で保存できるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)