【今さら聞けない】紅茶のおいしい淹れ方をおさらい!

第1310回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
いよいよ11月に突入し、早くも3分の1が過ぎようとしています。2017年ももうすぐ終わってしまうと思うと、時の流れの速さに驚いてしまいますね。最近では、朝晩の冷え込みが激しくなり、布団から出たくないなんて人も多いのでは? そんな時、体をやさしく温めてくれるのはホットドリンクですよね。「せっかくなら、家でもおいしいものを飲みたい」そう思い、おいしい紅茶の淹れ方を調べてみました。

紅茶には“軟水”が向いている

紅茶には、意外にも軟水が向いているそう。日本の水道水の多くは軟水なので、水道水でもおいしい紅茶を淹れられるということのようです。ただし、空気をたくさん含んだ汲みたての水がいいそうなので、紅茶を淹れる際は、都度水を汲むようにすると◎。ミネラルウォーターだと、場合によっては紅茶の色や味に変化が出ることもあるのだとか。

ちなみに、おいしい紅茶を淹れるには、温度も大切。ぬるすぎたり、熱すぎたりすると紅茶の香りが薄らいでしまうことも…。そのため、沸騰直後の100℃前後のお湯がベストだそうです。

【今さら聞けない】紅茶のおいしい淹れ方をおさらい!

“鉄”を含むティーポットはNG!

紅茶には、“苦味”“渋み”のもととなる「タンニン」という成分が含まれています。この成分が鉄分と化合してしまうと、紅茶の色が黒っぽくなったり、香りが損なわれてしまうそう。そのため、鉄を含むティーポットは避けたほうが、おいしい紅茶になるのだとか。

たしかに、紅茶用のアイテムって鉄製のものは少ないように感じますよね。その点さえ気を付ければ、陶磁器や銀製のティーポット、あるいは緑茶用に使われている急須でもOKです。

おいしい紅茶を淹れるための“4ステップ”

では、最後に肝心の淹れ方を紹介しますね。手順は、以下の通り。

(1)汲みたての水道水を5円玉サイズの泡が立つくらいまで沸騰させる
※水道水特有のカルキ臭が気になる時は、さらに3分ほど沸騰させる
(2)ティーポットにティースプーン1杯分の茶葉を入れる
(3)ティーポットにお湯を注ぎ、フタをして3分ほど蒸らす
(4)茶こしでこしながらカップに注ぐ

ティーポットとティーカップは、あらかじめ温めておくと◎。また、茶葉の量は1人分が約3gなので、手順ではティースプーン1杯となっていますが、2人なら2杯、3人なら3杯となります。

紅茶の最後の1滴は“ベストドロップ”ともいわれ、うまみが凝縮されているそうなので、ティーカップに注ぐ時には、最後まで注ぎ切りましょう。

普段、何気なく飲んでいる紅茶も、淹れ方ひとつでおいしさ&ご褒美感アップ! 「なんだか疲れたな…」と感じたら、ちょっと立ち止まって、おいしい紅茶でホッと一息ついてみてくださいね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)

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