プライベートな写真をSNSで拡散されること、どう思う？

そんなSNSに関して、興味深いアンケート調査を発見。どんな調査かというと、アニヴェルセルが行なった「恋愛・結婚意識調査」（対象：全国の20～30代の未婚・既婚男女1236名）で、パートナーのSNS利用に関するもの。詳しい結果は、以下の通り。

「あなたは、パートナー（配偶者・恋人）があなたとのプライベートな写真をSNSに投稿することについてどう思いますか。」（単一回答）

1位：写真の内容によっては構わない…34.3％
2位：あまり好まない…28.5％
3位：絶対にイヤ…23.6％
4位：構わない…13.6％

結果を見ると、肯定派は47.9％、一方の否定派は52.1％となり、僅差ではありますが、否定派に軍配。とはいえ、1位の「写真の内容によっては構わない」というのは条件付きの肯定ともとれるので、本当の意味で気にしないという人は「構わない」を選択した13.6％だけのようです。

肯定派と否定派　それぞれの理由は？

肯定派よりも否定派のほうがやや多めという結果になりましたが、回答者たちがそれぞれの項目を選んだ理由は？

「選択したお答えの理由としてあてはまるものをお選びください。」（複数回答）

1位：プライベートな内容は隠したいから…44.6％
2位：出かけたときの日記として記録・記憶しておきたいから…28.6％
3位：投稿により、相手の想いを感じられるから…14.3％
4位：自分のハッピーな出来事はシェアしたいから…14.1％
5位；別れた時に投稿が残っているのがイヤだから…10.9％
6位：その他…8.3％
7位：浮気の防止できそうだから…4.3％
※SNS投稿肯定派、否定派それぞれ回答した理由を複数から選んで頂き、割合が大きい項目順にランキング化

「プライベートな内容は隠したいから」が44.6％で1位。たしかに、会社の人に見られてしまうこともあるので、こう思うのも無理はないのかも…。また、不特定多数の人が閲覧可能なネットだから、あまりプライベートをさらしたくないという気持ちもわかる気がします。

続く2位は、「出かけたときの日記として記録・記憶しておきたいから」でおよそ3割の人が回答。誰かに見てほしいという気持ちももちろんあるとは思いますが、自分たちの思い出の証としてSNSを活用する方法もあるんですね。

3位には、「投稿により、相手の想いを感じられるから」がランクインしました。ここからは数値が10％台で、2位との差もちょうど2倍なので、少数派の意見（？）。SNSにあげることで相手の想いを感じるというのは、ネットやSNSの利用が当たり前になってきている現代ならではの感じ方ともいえそうです。

このように賛否両論ありますが、感じ方は人それぞれ。気にしないという人がいれば、イヤだと感じる人もいます。パートナーとの思い出をアップしたい気持ちもわかりますが、まずはひと声かける、あらかじめルールを決めておくなどしてSNSが原因で関係が悪化した…なんてことのないように心がけたいですね。
（文・三軒茶屋すみ子／考務店）

出典：アニヴェルセル株式会社