深田恭子が“援助交際でHIV感染の女子高生”でブレイク以降23年間もドラマに出続けられたワケ

深田恭子が“援助交際でHIV感染の女子高生”でブレイク以降23年間もドラマに出続けられたワケ

――彼女の芸能界での足跡は、キャラのアップデートの歴史でもあるのです。

 深田恭子さんが、日本と中国の文化交流に貢献した人物や団体を表彰するイベント「2025微博文化交流ナイト」(4月15日開催)に出演した際、実に約1年9カ月ぶりの公の場となったため、大きな話題を集めました。

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 深田さんは笑顔で、「中国にも私を応援してくださっている方々がたくさんいると伺いまして、これからもお芝居をとおして、みなさまに笑顔になっていただけるようにがんばっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」と語り、ファンを喜ばせたのです。

ブレイクは援助交際でHIV感染してしまう女子高生役

 深田恭子さんと言えば、ずっとドラマに出続けていたというイメージがありました。


 それもそのはず、ブレイクのきっかけとなった1998年のドラマ『神様、もう少しだけ』(フジテレビ系)から、2020年のドラマ『ルパンの娘(シーズン2)』(フジテレビ系)まで、なんと途切れることなく、23年連続で連ドラの主役かヒロインに抜擢されていたのです。

 なぜ彼女は20年以上もドラマ業界から求め続けられていたのか?

 それは時代時代に合わせて、彼女が自身のキャラクターを上手にアップデートさせてきたからでしょう。

 最終回に視聴率28.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した出世作『神様、もう少しだけ』で演じたヒロインは、援助交際でHIVウイルスに感染してしまう女子高生役。

 茶髪でひざ上丈の制服姿がばっちりハマッており、その生々しいギャル味(み)が彼女の初期のパブリックイメージとなったのです。

おっとりした天然・不思議ちゃんキャラにアップデート


 それから1999年に『to Heart ~恋して死にたい~』(TBS系)、2001年に『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』(TBS系)、2002年に『First Love』(TBS系)など、次々と恋愛ドラマのヒロインに抜擢されていきます。

 けれど同時に、彼女がバラエティ番組などに出演するようになっていくと、いわゆるギャル特有の陽キャな性格とはほど遠い、おっとりした天然キャラであることがバレていきます。

 さらに2004年の主演映画『下妻物語』にて、ゴリゴリのロリータファッションを愛する主人公を演じたことで、彼女への世間のイメージが“不思議ちゃんキャラ”にアップデートされたのです。

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