リコピンを過剰摂取するとどうなる?Medical DOC監修医がリコピンを過剰摂取すると現れる症状・一日の摂取量・効果などを解説します。
≫「リコピンの効果」を高める摂取タイミングは「朝・昼・夜」どの時間帯だと思いますか?
※この記事はMedical DOCにて『「リコピンを過剰摂取」すると現れる症状はご存知ですか?【管理栄養士監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
監修管理栄養士:
武井 香七(管理栄養士)
帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科卒業 横浜未来ヘルスケアシステム、戸塚共立第一病院3年7ヶ月勤務 株式会社コノヒカラ、障がい者グループホーム半年勤務 その後フリーランスを経て株式会社Wellness leadを設立。栄養士事業と健康事業を行なっている。
保有免許・資格
管理栄養士資格
「リコピン」とは?
リコピンは、トマトやすいかなど動植物に含まれるカロテノイド色素の1種です。抗酸化作用に富み、老化やがんの予防、美肌効果などがあります。
さまざまな効果があるとなると、つい多めに摂取したくなる方もいるのではないでしょうか。
リコピンを過剰摂取すると、身体にどのような影響があるか、ご存知ですか。
本記事では、リコピンを過剰摂取すると身体にどのような影響があるか、1日の摂取量やその効果などについて併せて紹介していきます。
リコピンの一日の摂取量
厚生労働省の食事摂取基準では、1日の推奨摂取量は定められていません。ただし、研究では1日に15mg以上のリコピンを8週間以上摂取すると、血中の善玉コレステロール濃度を上昇させる効果が期待できることがわかっています。そのため、リコピンの1日あたりの効果的な摂取量は、15mg程度だと考えられるでしょう。これは中くらいのトマト2個分に相当する量です。しかしトマトジュースであれば150ミリリットルで摂取できるため、トマトジュースで摂取するのがおすすめです。また、完熟トマトであれば1kgあたり約50mgのリコピンが含まれますが、熟していないトマトでは1/10の約5mgにまで低下します。リコピンをトマトから摂取する際は熟し加減に注意して選ぶとよいでしょう。
配信: Medical DOC