家族のなかでもっとも寒い思いをしているのは?
積水化学工業株式会社住宅カンパニーが11月に発表した「家庭内寒暖格差」に関する調査(対象:10~70代の男女)には、家庭内寒暖格差の一番の被害者は誰かという項目があるんです。さて、家族のなかでもっとも寒い思いをしているのは誰なのでしょうか?
Q.家族の中で最も寒い思いをしているのは誰だと思いますか?(N=500名)
1位:ママ…44%
2位:おばあちゃん…18%
3位:子ども…16%
4位:おじいちゃん…11%
5位:パパ…10%
1位は、2位にダブルスコアの差をつけた「ママ」でした。たまたまかもしれませんが、2位には「おばあちゃん」がランクインしていて、おもに家事を担っている割合が多い人たちが上位を占めています。
ちなみに、ママたちにもその自覚はあるようで…。「Q.あなたは家族よりも寒い思いをすることが多いと思いますか?」との問いに、「そう思う」と回答したママは7割以上もいたそうです。

一番早く起きるから暖房が…
では、自分が寒い思いをしていると自覚しているママたちは、どんな時にそう感じるのでしょう? TOP3は以下の通り。
1位:朝食・お弁当をつくっているとき…15人
2位:授乳・ミルクづくりをしているとき…5人
3位:洗濯をしているとき…5人
家族の誰よりも早く起きて、朝食やお弁当を作っているママ。朝は気温が低いうえにまだ暖房をつける前だから、寒い思いをしているというのも、納得ですよね。
それでも、「Q.冬、リビングにいるときに、暖房器具をつけるのをガマンすることはありますか?」との問いには、ママの約7割が「ある」と回答したそうで、寒いと感じていても「節約」という言葉が頭をよぎって我慢することも少なくないのだとか。
家族のために寒いなか早起きをして、それでも家計のために我慢してしまう頑張り屋さんのママ。だけど、それで風邪を引いたり、体調が悪くなっては元も子もありません。 “自分のため”にも我慢のしすぎは禁物ですよ。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
出典:積水化学工業株式会社「冬にはびこる、『家庭内寒暖格差』を調査」