かほさんは、年下の夫・りょうさんとの子どもを妊娠中です。りょうさんは毎晩、仕事終わりに資格の勉強のため学校に通っています。
かほさんは、家族のために勉強に励むりょうさんを応援していますが、そんなかほさんを裏切り、同じ学校に通うめいさんに夢中のりょうさん。めいさんに断られてもしつこくアプローチを続けます。
りょうさんは、かほさんの里帰り出産を利用してめいさんに離婚をほのめかし、デートに誘います。すると、めいさんも、離婚するならと気持ちが揺れてしまい、2人はデートをして急接近。しかし、りょうさんの妻が妊娠中であることを知ってめいさんは激怒。自宅に乗り込み、かほさんにすべてを暴露。りょうさんの学費を支払っていたかほさんは、りょうさんに退学と離婚を宣言しました。
かほさんが浮気の理由を聞くと、りょうさんは「父親の自覚を持て」と言われることが重荷だったと告白。かほさんは、りょうさんが本心を隠し、責任を負うことから逃げたことが、自分と子どもの人生を狂わせたのだと激怒し……。
夫を捨てる決意をした妻は…
私は夫に、実家に帰って親に報告すると告げました。そして、学校や離婚の手続きも、自分でおこなうと伝えて……。
「ちょっと待ってよ!」
りょうさんは、「こんなことで離婚したくない」とかほさんを引き止めます。さらに、浮気は少し遊びたかっただけで、子どもが生まれたらちゃんとしようと思っていたと発言。
「俺が悪かった、許してほしい……」
謝るりょうさんに、かほさんは、今の発言をこの場でめいさんに電話で伝えたら「離婚を考え直してもいい」と告げます。
りょうさんは、かほさんの言葉に絶句。
少し考えたあと、震える手で、めいさんに電話をかけるのでした。
「浮気は遊びだった」という言い訳の常套句で許してもらおうとするりょうさんですが、一度失われた信頼は、簡単に取り戻せるはずがありません。また、浮気を「こんなことで」と話すことからも、かほさんがどれだけ傷ついているのか、まだわかっていないかもしれませんね。
かほさんが目の前でめいさんに電話をかけるように言ったのは、一見仕返しのように思えますが、決して怒り任せの言葉ではないはず。母として子どもを守るために、りょうさんに現実と向き合わせ、自分の無責任な言動を悔い改めてほしいという願いも込められていたのではないでしょうか。これは、かほさんがりょうさんに与えた、最後のチャンスでもあるのかもしれませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター のむすん
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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