空気清浄機選びは目的に応じて機能性に注目
ヒーターといっても、オイルヒーターやパネルヒーター、グラファイトヒーターと、それぞれ仕組みも大きく異なる。しかし、いずれのヒーターも、エアコンやファンヒーターと異なるのは、室内全域を温めるには、時間がかかる点。使用する部屋と選ぶヒーターの暖房効果がマッチしないと、あまり暖房効果は得られなそうだが、各種ヒーターはそれぞれお家のどんな場所にオススメなのだろう。
「オイルヒーターは安全性と余熱効果が高いので、寝室や子ども部屋にもオススメだと思います。浴室には、小型のファンヒーターなどを置くと良いですね。即暖性が高く、ヒートショックを防ぐことに期待ができます」(『家電批評』編集部 東春樹デスク)
リビングは結局エアコンに任せるのが一番効率的だと、東氏はいう。ある程度の広さの部屋を早く、効率的に温めるには、部屋全体の空気を温めるのがやはり早いのだ。また、加湿器などと組み合わせると乾燥を防ぐことはもちろん、暖房効率も上がり、一石二鳥。
「パネルヒーターやグラファイトヒーターは温まるものの、リビング全体をカバーするのは難しいです。書斎や個人向けの用途が適切だと思います」
擬似的な暖炉ヒーターはリラックス効果も抜群
その他のオススメ暖房として、東さんが薦めるのは電気暖炉。
「ディンプレックスの『電気暖炉』ヒーターはかなりクオリティが高いです。暖房としてはオーソドックスなファンヒーターですが、癒し効果、SNS映えな感じです」
ディンプレックスというメーカーは、あまり日本では聴きなれないが、世界で初めてオイルヒーターを製造した世界最大級の電気暖房機グループ。アイルランドでは、ナンバー1の家電メーカーで、輻射熱によってポカポカとした心地よい温かさをもたらす商品が特徴だ。
電気暖炉ということもあって、もちろん、実際に薪に火をくべるわけではなく、立体的な擬似炎の演出によって目にも暖か。煙も出ず、リラックス効果も抜群、東氏がいうように、インスタ映えも抜群だ。
せっかく追加する暖房器具。暖房効果はもちろんだが、暖炉のような情緒感という暖かみもまた一興だ。
(文・鈴木大介/考務店)