下準備のポイントは3つ
まずは、「下準備」から見ていきましょう。
【ステーキ肉の下準備】
1)肉は冷蔵庫から出して、室温に戻す
冷蔵庫の外に出しておくと、衛生的なことが心配で冷蔵庫から出したお肉をすぐに焼いていたけど、室温に戻しておくほうがいいんですね…。冷蔵庫から出したばかりのお肉だと、外側だけ焼けてしまい、中まできちんと火が通らないなど、焼き具合にムラができてしまうのだとか。
2)焼く直前に2cm幅にスジ切りする
きちんとスジ切りしておくことで、お肉の反り返りや焼きムラを防ぎ、食べやすくなるそう。
3)肉の片面に塩・コショウを振る
塩・コショウに関してもポイントがあるようで、お肉を焼く直前よりも、30分程度前に準備しておくほうがいいとのこと。そうすることで、お肉になじみやすくなり、特に塩は、直前に振ると、焼くときに焦げ付きやすくなるということもあるようです。
お好みの焼き加減で♪
続いて、焼き上げるときのポイント。
【ステーキを焼くポイント】
1)フライパンはあらかじめ熱しておく
家庭でよく使われるテフロン加工のフライパンよりも、鉄のフライパンのほうがいいとの意見が多い様子。
2)スジ切りしていない面から強火で30秒ほど加熱し、表面を一気に焼き上げる
最初に表面をきちんと焼くことによって、裏側の面を焼くときに、肉汁があふれるのを防ぐバリア代わりに! ちなみに、フライパンをゆすりながら焼くことで、より均一に焼きあがるそうですよ。
3)裏返したら、お好みの焼き加減で!
レアの場合は、裏面30秒~1分、ミディアムの場合は、裏面1~2分、ウェルダンの場合は、裏面1分半~2分半を目安に弱火で焼くのが目安だそうです。
※100~150g、もしくは厚さ1~2cmの場合
ステーキ肉はわりと値段もお高めなので、そんなに頻繁に食卓に並ぶことはないかもしれません。だからこそ、どうせ食べるならおいしく! ぜひ試してみてくださいね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)