核心に触れずにやんわりと
「元気がない」ということはわかっていても、どうして元気がないのか、その理由まではわからないというケースは少なくありません。そんなときは、あえて核心には触れずに励ます妻が多いよう。
直接悩みをケアするというよりも、「いつも私がそばにいるよ」などと声掛けして、励ますそうです。
あえて檄を飛ばす
なかには、夫に寄り添うのではなく、反対に厳しく接するという妻もいるようで…。とあるネット掲示板には、「そんな情けない人と結婚した覚えはない!」と叱咤激励された経験があるという夫も。
少々手厳しいようにも感じてしまいますが、「あのとき優しくされていたらむしろダメだったかも」と、感謝しているとのことです。
言葉以外でも励ますことはできる
夫に限らずですが、落ち込んで元気がない人を励ますには、何か言ってあげなければいけないとある意味“使命感”のようなものを感じてしまうことってありませんか?
しかし、誰かを励ますには、必ずしも言葉が必要ということではないのかもしれません。
その方法も様々で、「マッサージをしてあげる」、「おいしいごはんを作る」、「靴を磨いておく」など、一緒に暮らす妻だからこそできることはたくさん。また、自分からは何も言わずにただ黙って夫の話を聞くという妻も多いようです。
手紙やメモで伝える
言葉で伝えるのが照れくさかったり、なかなか時間が合わなかったり。そんなときには、手紙もおすすめ。
手紙とは言わずとも、テーブルに書置きを残す、お弁当にひと言メッセージを添えるなどでももちろん◎。手書きの文字は、メールなどとは違い、温かさがあって嬉しいものですよね。
仕事や人間関係など悩みの原因は色々あるし、そもそも触れられたくない人や話を聞いてほしいだけの人、そっとしておいてほしい人など、夫の性格も様々だから難しい…。
だけど、夫がどんなタイプなのかは、一緒に生活してきた妻なら何となくでもわかるはず。それを考慮しながら、励ましてあげたら、夫も安心できるのではないでしょうか。
(文・山手チカコ/考務店)