片付けられない女が実践! 収納アドバイザーに捨て方を聞いてみた
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

片付けられない女が実践! 収納アドバイザーに捨て方を聞いてみた

第6回 生活の裏技
クローゼットを片付けてみた
部屋の広さは変わらないのに、足の踏み場は無くなっていく。片付けようと思って一念発起するも、収納スペースはいっぱいで心が折れてしまった……。そんな経験ありませんか? 

片付けるのが大の苦手な筆者も、衣替えのこの季節、一念発起して片付けをしようと、(株)インブルームでお片付けコンシェルジュとして活躍する中山真由美先生にお話を伺いました。実は中山先生も「ひとつの部屋の扉が開かないほど、片付けが苦手だった」といいます。

■モノの選別はどうすればいいの?

──どういった基準で捨てる服、取っておく服を選別すればよいのでしょうか?

「洋服の中にも、シーズンオフとシーズンオン、緊急のフォーマルやパーティなど、いろんな種類が混ざっていると思います。まずはその中で『着ている』『着ていない』『迷う(また着るかも、痩せたら着るかも)』に分けていく作業が必要です。

クローゼットを整理するときは、一旦洋服を全部出します。ただし、インナー、ジャケット、パンツ、スカート、機能性下着、靴下、ストッキングなどアイテム毎に出してほしいんですよね。それを並べることで、やっと『まだ着たいな』『もういらないな』というのが見えてきます。そこから始めてください」
先生に言われたとおり、小さなレジャーシートを使ってクローゼットの洋服を全て出した筆者。ここから捨てるものと捨てないものを選別していきます。

──何年着ていないから捨てる、と決めるのも有効ですか?

「たとえば洋服であれば、2 年着なかったら、ほとんど着ないものになってきます。あとはヒートテックなどの機能性下着については、1 年で効果がなくなると思ってください。そのため古いものは捨てるようにします。そのようなルールを作り、守ることで、モノが増えることも抑えることができます」

──罪悪感を持たず、洋服を捨てるにはどうすればよいでしょうか?

「私たち日本人って捨てることに、ものすごく罪悪感を持っています。モノは使ってこそ意味があるので、使わずに持ち続けている方が罪悪感だと思うべき。着ない洋服は早い段階で手放してほしいのです」

──たとえば「○着までに抑える」といった決め方も有効的なのでしょうか?

「非常に有効だと思います。お気に入りの数着だけを集めて、きちんと使っていくということは、いたずらにモノを増やさず、とても効果的です」

■先にハンガーの本数を決める

中山先生が言うには、「洋服を何着まで」と決めるよりもハンガーの本数を決める方が有効であるとのこと。

「収納スペースの 7 割~8 割がベストな収納量だと言われているので、ハンガーの本数を収納スペースから割り出して、そこに掛かる洋服しか持ちません。木製のハンガーであれば、幅が 1cm です。さっと取り出すために、ブラウスであれば 3cm に掛けるのがベストです。自分のハンバーパイプが何 cm で、何のハンガーを使うかで本数が決まってきます。数字化するのは有効ですね」

先生の意見をもとに、ハンガーの本数を 25 本に決めた筆者。大きさや種類も揃えてみると……
洋服と洋服の間に隙間が生まれ、見た目もスッキリに!
服をかけても窮屈な感じはまったくありません。毎朝の洋服選びが楽になりそうです。

ちなみに、衣装ケースを使っている場合はシンプルで買い足し可能な、無印か天馬のフィッツユニット衣装ケースがおススメなのだとか

■思い出は、捨てる?

筆者が捨てる服は 2 袋に。ここでふと、思い出の品はどうしたらいいのかという疑問が浮かびます。ふたたび中山先生に伺ってみました。

「使わなくても、思い出のものは捨てなくて大丈夫。思い出の基準は、たとえば初任給で買ったバッグ、お母さんに買ってもらったスーツなど、ストーリーが存在しているものです。それらはクローゼットのハンガーパイプに掛けるのではなく、ひとつ箱を作り、その中に入れて、『1 年後見直しシール』を貼ります。そうして使いにくい場所に保管をし、1 年後見直すといいと思います」
集中し過ぎて、気づいたら汗だくで片付けをやっていました。まだハンガーパイプの部分だけですが、なんだか清々しい気分です。

この記事を見たアナタも、これを機にクローゼット片付けてみませんか??

(椎名恵麻+どてらい堂)
椎名恵麻
椎名恵麻
酒と旅をこよなく愛するフリーライター。美容、エンタメ、旅行記事を中心に執筆。
酒と旅をこよなく愛するフリーライター。美容、エンタメ、旅行記事を中心に執筆。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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