そのまましまうのは危険! 来年後悔しないための衣替えのやり方
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

そのまましまうのは危険! 来年後悔しないための衣替えのやり方

第12回 生活の裏技
衣替えは今から準備を!
あっという間に夏が終わり、そろそろ衣替えの季節。しかし、「洗ったものをそのままタンスにしまうだけ」という人も多いかと思いますが、実はその衣替えは危険かも。ただしまうだけでは、次の年に取り出した時に、黄ばみやニオイ・シワの原因になってしまうこともあるのです。

夏物衣料は汚れをしっかり落としてからしまうことでニオイや黄ばみを防ぐことが出来ます。そのやり方やポイントを、お洗濯マイスター大貫和泉さんのアドバイスのもと、筆者が実践しながら解説したいと思います。

■しまい洗いはなぜすべき?

しまい洗いとは、衣替えの際に衣類をしまう前に洗うこと。夏物衣類はうっかり汚れたままの状態で収納してしまうと、翌年出したときに、黄ばみやニオイ、シミ、シワなど、思いもしない状態になってしまうことがあるのだそうです。

こうしたトラブルを回避し、来年もお気に入りの夏物を着られるよう、正しい「しまい洗い」をしましょう!

■しまい洗いのやり方

まず、お家でお洗濯できるかどうか洗濯表示を確認しましょう。

・おしゃれ着の黄ばみの予防
皮脂よごれを残したまましまってしまうと、酸化して黄ばみの原因になってしまいます。写真のような黄ばみを防ぐには、蓄積したよごれをできるだけ落としておくことが大切。
方法としては、ワキやエリ、袖など汗のつきやすい箇所に、おしゃれ着用洗剤を直に塗布し、洗濯するといいそうです。

衣服についた汚れは、時間が経つにつれ落ちにくくなります。衣替えの季節になったら、できるだけ早く夏物衣類をしまい洗いしてくださいね。

・リネンシャツなどのシワの予防

次の年、久しぶりに衣類を取り出したらシワシワだった……しかも頑固なシワでなかなか取れない! なんて経験がある人も多いのではないでしょうか。

シワの原因は、しまい方にもありますが洗い方にコツがあるのだそう。

シワの出来やすいリネン素材などの衣類は、型崩れ防止効果のあるおしゃれ着用洗剤を使い、洗濯機の弱水流コースでやさしく洗います。
そのときに30 cm×33cm 程度の洗濯ネットに、シャツを丁寧にたたんで入れてから洗うとなおよし。

また、収納の際には重ねずに、立てて収納をすると、しわの抑制になるそうですよ。

・機能性肌着などのニオイ予防

「着ているだけで涼しい」などと謳われている機能性肌着は、極細の化学繊維素材でできているものがほとんど。これは皮脂よごれに含まれるオレイン酸が繊維の隙間に入り込みやすい素材なので、ニオイが発生しやすいという特徴があるそうです。
(画像提供/ライオン株式会社)
弱水流で洗う洗濯表示の付いた機能性肌着は、おしゃれ着用洗剤と液体酸素系漂白剤で30分から2時間つけ置きをしてから弱水流のコースで洗うと、ニオイのもととなる汚れがよく落ちます。

*酸素系漂白剤の使用・つけおきが出来るかどうか洗濯表示を確認してから行いましょう。

■衣服の他にしまい洗いをしたほうがいいものは?

しまい洗いをしたほうがいいのは、衣類に限ったことではありません。帽子や夏小物も、お手入れしてからしまっておくと、来年の夏、また気持ちよく使えます。

また、しまい洗いではないですが洗濯物がよく乾くこの時期こそ、ふだん洗いたくてもついつい目をつぶって避けていた「カーテン」や「タオルケット」、「敷きパット」といった大物のお洗濯をしてしまいましょう。
次の年後悔しないためにも、正しいしまい洗いは大切。お気に入りの服を台無しにしないよう、一手間かけた衣替えをしたいものですね。

(彩香+どてらい堂)
彩香
彩香
フリーランスライター・エディター。家なし金なし彼氏なしの生活を送っていたが、今年交際0日婚を決める。ミニマリズム信者
フリーランスライター・エディター。家なし金なし彼氏なしの生活を送っていたが、今年交際0日婚を決める。ミニマリズム信者
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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