イヤホン選び徹底ガイド!あなたのおすすめがわかる!
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イヤホン選び徹底ガイド!あなたのおすすめがわかる!

第21回 車でスマホで家で「音楽」にこだわるための逸品
テクノロジーの進化は速いもので、音楽の楽しみ方が多様になってきているのはご存
知の通りだろう。スマホの普及、ストリーミング型の音楽ソフトの流通。様々な場面
で「聴く」ニーズが生まれているのだ。そんな流れの中で起こっているのがイヤホン
の進化だ。数多のイヤホンが乱立する中で、自分に合った製品を選ぼうとしても、どれを選べばいいのかわからない人も多いのではないだろうか。この記事ではそんなあなたのためにおすすめのイヤホンの選び方を徹底解説する。きっとあなたにぴったりのイヤホンが見つかるだろう。

まずはイヤホンの種類を知っておこう

まずは基本的なイヤホンの種類をチェック。まずは以下で紹介する種類の中から自分の求めるイヤホンの軸を決めよう。その軸を中心に、さらに機能や用途、価格と自分の求める要素を掛け合わせて選ぶのが好ましいだろう。

「装着部の形状」の違い

イヤホンを選ぶうえで、まず知っていてほしいのは「装着部の形状」の違いだ。すなわち「カナル型」か「インナーイヤー型」かである。他にも種類がないわけではないが、現在は、ほぼこのどちらかの形状から選ぶことになる。それぞれの特徴を見ていこう。

カナル型

カナル型とは、耳栓のように耳穴にしっかりと差し込むタイプだ。現在の主流となっている形状といっていいだろう。遮音性が高く音漏れしにくいのが大きな特徴だ。形状上、発音部からの音が純粋に届きやすいので音質面でも有利で、微細な音も聴き取りやすい。

インナーイヤー型

インナーイヤー型は、耳穴の入り口に浅く装着するタイプ。きつく耳穴に装着しないので長時間のリスニングでも疲れにくいのが特徴だ。カナル型より遮音性が低いので音漏れしやすく外の音も入ってきやすい難点がある一方、開放感のある音になる。遮音性の問題から細かい音は聴き取りづらいが、作業しながら、移動しながらなど「ながら聴き」をする方には最適な形状といえるだろう。

「ワイヤレス」か「ケーブル有」かの違い

イヤホンを取り出すときにケーブルがこんがらがって煩わしかったという経験を持っている方も多いのではないだろうか。昨今、主流となりつつあるのがケーブルを取り払ってBluetooth通信で音を届けるワイヤレス方式だ。ケーブルというフィジカルな煩わしさを忘れさせてくれるのがワイヤレス方式だ。一方でケーブルも比較的安価で手に入りやすく、逆に”こだわれば”音質面で優れているという良さもある。何よりも使い勝手を優先したいという人は「ワイヤレス」、安価なイヤホンが欲しいという人や、とことんこだわって音質を追求したい方は「ケーブル有」というのも選択肢に入ってくるだろう。

ワイヤレスにも種類がある

ただ、ワイヤレスにも有線と同じように2つのタイプがあることを知っているだろうか。「左右一体型」と「完全ワイヤレス」だ。「左右一体型」とは、スマホなどの音源部からのケーブルはないが、左右の両耳のイヤホン部はケーブルで繋がっているものだ。左右がケーブルで繋がっているのでイヤホンを落としにくく、比較的安価である。「完全ワイヤレス」とは完全にケーブルがなく、左右のイヤホンが独立して耳栓のようになっているものだ。左右が独立しているので落としてしまう危険性もあるがケーブルの煩わしさは皆無で見た目もスマートな印象を与えるだろう。

あなたにぴったりのイヤホンはコレだ!選び方別おすすめイヤホン

基本的な種類を押さえたところでおすすめのイヤホンを実際にみていこう。「完全ワイヤレス」「ノイズキャンセリング機能付き」「ハイレゾ対応」「スポーツタイプ」「リモコン付き」「低音重視」という切り口でそれぞれ紹介する。これらは「装着部の形状」や「ケーブルの有無(完全ワイヤレス、左右一体含む)」の要素がそれぞれ入り混ざっているのであなたの求める要素を組み合わせて自分に最適なイヤホンを見つけてほしい。

完全ワイヤレスイヤホン(Bluetooth・ケーブルレス)

まずは完全ワイヤレスイヤホンだ。もはや主流になりつつある完全ワイヤレスイヤホン。選んで間違いない3商品をご紹介する。

SONY(ソニー) 「WF-1000X」

装着部:カナル
接続性:ワイヤレス
特徴:ノイズキャンセリング、マイク付き
ワイヤレスタイプ:Bluetooth

Apple(アップル) 「AirPods」

装着部:インナーイヤー
接続性:ワイヤレス
特徴:マイク付き
ワイヤレスタイプ:Bluetooth

EARIN 「EARIN M-2」

装着部:カナル
接続性:ワイヤレス
特徴:ノイズキャンセリング, マイク付き, タッチコントロール付き
ワイヤレスタイプ:Bluetooth

ノイズキャンセリング機能付きイヤホン

外で使うことの多いのがイヤホンである。外は様々な音に溢れているのでイヤホンから流れる音楽の障害になることもあるだろう。そんな音に溢れる状況でも音楽に没頭できるように開発されたのが「ノイズキャンセリング機能」だ。物理的に遮音性を高めるだけの「パッシブノイズキャンセリング」と、外の音をマイクで収集し、その逆位相(逆の音の波形)の音を出して外の音を打ち消す「アクティブノイズキャンセリング」がある。この項目では「アクティブノイズキャンセリング機能」を搭載しているイヤホンを2つ紹介していく。

BOSE(ボーズ) 「QuietControl 30 wireless headphones」

装着部:ネックバンド
接続性:ワイヤレス
特徴:ノイズキャンセリング, マイク付き、リモコン付き
ワイヤレスタイプ:Bluetooth

SONY(ソニー) 「WI-1000X」

装着部:ネックバンド
接続性:ワイヤレス
特徴:ノイズキャンセリング, サラウンドサウンド対応, マイク付き、リモコン付き
ワイヤレスタイプ:Bluetooth

ハイレゾ対応イヤホン

ハイレゾとは、CD(16bit/44.1kHz)を上回る情報量を持つ高音質音源を最大限に引き出せるイヤホンのことだ。ハイレゾ対応と謳っていないものでも高品質のものは楽しめるが、日本オーディオ協会の基準をクリアした製品に与えられるハイレゾロゴがついているのが目印だ。音質については再生機器も重要な要素ではあるが、ひとつの基準になるだろう。

Pioneer(パイオニア) 「SE-CH9T」

装着部:カナル
接続性:有線
特徴:ハイレゾ、マイク付き

final 「E3000」

装着部:カナル
接続性:有線
特徴:ハイレゾ、マイク付き

Onkyo(オンキョー) 「E700M」

装着部:カナル(セミオープン)
接続性:有線
特徴:ハイレゾ、通話切り替え機能付きコントロールマイク付き

リモコン付きイヤホン

スマホから音楽を聴く際には操作性も大事な要素になってくるだろう。リモコン付きイヤホンは、スマホをポケットから出さずに曲送りやボリューム調整などの操作できる点で優れている。マイクを搭載しているモデルではスマホを出さずに通話できるという利点もある。

Beats by Dr.Dre 「BeatsX」

装着部:カナル
接続性:ワイヤレス
特徴:iPhoneとのペアリングが容易。ボタンリモコン搭載でSiriを使わずに操作可能。

SHURE(シュアー) 「SE215 Special Edition Wireless」

装着部:カナル
接続性:ワイヤレス
特徴:ケーブルを耳の後ろから通すタイプ。マイク付き、リモコン付き

TaoTronics 「TT-BH07」

装着部:カナル
接続性:ワイヤレス
特徴:高音質コーデック「aptX」に対応

リーズナブルなおすすめイヤホン一覧

ここまでは機能面での選び方をご紹介してきたが、価格で選びたいという方もいるだろう。すでに機能面での選び方で紹介したものも含めて1万円以下のおすすめを紹介していく。

5,000円以下

まずは5000円以下からいこう。販売されているイヤホンの中では安価の価格帯になるが、なかなかの粒ぞろいでコストパフォーマンスの優れたイヤホンが多くあるので紹介していこう。

Apple(アップル) 「EarPods with Lightning Connector MMTN2J/A」

iPhoneなどアップル製品を購入すると付属するものと同製品がこのモデル。Lightningコネクタ接続。EarPods独自設計の装着性。マイクとリモコンの使い勝手もiPhoneと相性が良いのが特徴だ。ハイレゾ対応はしていない。ケーブル有。インナーイヤー型。

JBL 「T110BT」

ブルー、ピンク、グリーン、グレーなどの豊富なカラーバリエーション。小型・軽量設計で、左右一体タイプのワイヤレスイヤホン。カナル型。

JVC 「HA-FX12」

高磁力ネオジウムドライバーユニットで中域を中心に充実。ケーブル有。カナル型。

SONY(ソニー) 「MDR-XB55」

独自設計のダクトで低域の振動板の動作を最適化する「ベースブースター」搭載。「ハイブリッドイヤーピース」付属。ケーブル有。カナル型。

SONY(ソニー) 「MDR-EX150」

好感度9mmドライバーに強磁力ネオジウムマグネット搭載。解像度が高い+中高音がクリア+豊かな低音。同シリーズ、スマホ対応リモコンマイク付属のMDR-EX155APもあり。ケーブル有。カナル型。

PHILIPS 「SHE9730」

ハイコスパイヤホンの世界的定番。ハイレゾ対応。細部の表現、ナチュラルサウンドに定評があり、装着性も抜群。カナルタイプで、ケーブル有。

TaoTronics 「TT-BH07」

リモコン付きイヤホンの項でも紹介したが、スポーツ時にも適している。IPX5相当の防水性能。独自設計のイヤーフックでずれにくい特徴がある。左右一体タイプのワイヤレスイヤホン。カナル型。

KINERA 「Bd005E」

SHUREにも採用されているMMCX規格ケーブル採用の本格派イヤホン。「シュア掛け」にも対応。リモコン付き。ケーブル有。カナル型。

Totemoi 「ST-2017」

低価格ながら完全ワイヤレス。専用モバイルバッテリーケースの併用で最大6回の充電可能。1回のフル充電で4時間ほど持つ。両耳で12gの超軽量。iPhone7/8でハンズフリー通話にも対応。カナル型。

JPRiDE 「JPA2 Live」

Bluetooth、有線接続両方に対応。高音質低遅延のAACとaptX両コーデデックに対応。ノイズキャンセリング機能。ハンズフリー対応。カナル型。

1万円以下

次に1万円以下のモデルを紹介していく。徐々にこだわりも持てるようになる価格帯だ。

SONY(ソニー) 「MDR-NWBT20N」

Bluetoothワイヤレス。ノイズキャンセリング。騒音低減にはデジタル方式を採用してる。外音を98%カット。イヤホンをレシーバー部から着脱することもできる(ノイズキャンセリングは使用不可)。カナル型で、左右一体タイプのワイヤレスイヤホン。

バッテリー連続駆動時間:約8時間

Pioneer(パイオニア) 「SE-CH9T」

パイオニア初のハイレゾ対応。9.7mmのドライバーユニット。広帯域かつ緻密なサウンド。独自設計のチューブ構造で、低音と中域の表現力に優れる。MMCX規格のケーブル対応で、リモコン付き。カナル型で、ケーブル有。

audio-technica(オーディオテクニカ) 「ATH-CKR35BT」

「原音再生」「高解像度」「高レスポンス」がコンセプト。Sound Realityシリーズ初のBluetooth。9.8mm径ダイナミックドライバーを採用。制振性を高める真鍮スタビライザーを搭載。AACコーデック対応で、マイク付きリモコンも付属。左右一体タイプのワイヤレスイヤホン。カナル型。

Creative 「Aurvana Air EP-AVNAIR」

インナーイヤー型の定番。強力ネオジウムマグネットの大型ドライバーと超薄型の高性能ダイヤフラムを採用。形状記憶効果のあるニッケル-チタン合金のイヤーフック。インナーイヤー型で、ケーブル有。

Beats 「urBeats3 MR2H2PA/A」

Lightning接続専用のカナル型イヤホン。独自の同軸ドライバー。微気圧調整の低音域と二腔式の音響設計。iPhoneに最適化された設計。通話音質も良い。人間工学設計のデザインで装着感も良い。マイク付きリモコン。ケーブル有。カナル型。

GLIDiC 「Sound Air TW-5000」

ソフトバンク開発の完全ワイヤレス。携帯電話の技術を応用。樹脂の中にアンテナを埋め込むことでワイヤレス性能を高める。ACCコーデックに対応しているので、iPhoneでも高音質、低遅延で音楽が楽しめる。高感度小型マイク搭載。左右イヤホンにそれぞれひとつずつボタン。再生関連、受話操作、Siri/Googleアシスタントの起動ができる。カナル型。

Onkyo(オンキョー) 「E700M」

セミオープンタイプで音漏れはあるものの、カナル型の弱点である閉塞感やこもりが少ない。13.5mmの強磁力希土類マグネット搭載ドライバーで広帯域再生できる(ハイレゾ対応)。マイクをコード部に装備。ケーブル有。カナル型(セミオープンタイプ)。

final 「E3000」

ハイレゾ対応イヤホンの項でも紹介。自然なサウンドかつ高解像度でクリアな音質。ケーブル有。カナル型。

Knowledge Zenith 「ZS6」

高度なチューニング力があるメーカー。ダイナミック型2基とBA型2基の計4基のドライバーユニットを使用。ややドンシャリ。2pin規格によるケーブル交換に対応。ケーブル有。カナル型。

Webメディア「éditeur」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。一部コンテンツは、「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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