子供じゃないんだから「オレも体調不良」は勘弁して。
まずは34歳の専業主婦、カナさんの場合。
「年末年始に夫がインフルエンザに罹り、そこから子供に感染。子供が元気になってきた頃に私もインフルエンザになってしまいました。体調が最悪ななか、解熱して元気な子供と二人でまったく休めず辛くて夫に連絡すると…」

「まさかの自分も体調悪いアピール。しかも大したことないのに。自分がインフルエンザの時には1日中寝込んで私が看病したんですよ。早く帰るとはいえ、自分が寝るためって、そうじゃない!!」
30代美人妻たちによると、妻の体調不良時に「自分も体調が悪い」とアピールしてくるのは、夫あるあるらしい。こちらとしては心配してほしいわけなのだが「構って欲しいのが見え見え」「子供じゃないんだから自己管理してほしい」と見事に逆効果。妻は自分よりも辛い状況なのだということを理解し、サポートを心がけよう。
「ご飯はいらないからね」は、優しさじゃないからね。
続いては、メーカー勤務の共働き妻、梨花さんの場合。
「私が体調を崩すと、心配してくれるのはいいのですが、なんというか、とにかく残念なんですよね…」

男性目線では、体調不良の妻に配慮した優しい夫に見えるが、一体どこがNGだというのだろう。
「俺の夕飯はいらない、って言いますけど、私の夕飯は?って。思ってしまうのは求めすぎですかね。体調不良の妻に配慮できる俺、に酔っている感じもイヤです。」
そう、この場合の正解は、早く帰宅して二人分の夕食を作ること。もちろん、体調不良の妻に夕飯を作らせるのは問題外。できる夫たるもの、おかゆの作り方くらいはマスターしておこう。心配ない、炊飯器のスイッチを押すだけである。
薬剤師夫の説教LINE、余計具合が悪くなる。
最後は、薬剤師の夫を持つ主婦妻えりさんの場合。
「お互い医療系の知識があるものだから、体調不良時も比較的冷静なのですが。なまじ知識があるばっかりに、LINEの連絡も鬱陶しいんです。」

「妻を心配するというよりも、患者さんにウンチクをたれるような内容のLINEをくどくど送られると、余計に具合が悪くなります。」
えりさんの夫ほどではないにしても、風邪の原因を追求したり、心配よりも合理的な考えが先立ってしまったりする男性陣は少なくないのではないだろうか。体調不良の妻は、正論や合理的な意見など求めてはいない。辛さへの共感が重要と心得よう。
今回のLINE講座まとめ
■妻の体調不良時、軽微な自分の体調不良アピールはNG。
■「ご飯はいらないよ」は配慮にあらず。早めに帰宅し2人分の夕飯を用意するのが、真のできる夫。
■体調回復へ向けた合理的な解決策よりも、辛さに共感することが重要。
では、妻の体調不良時には一体どうしたらいいのか。次回は体調不良時に、もらってうれしかったLINEを紹介しましょう。
※名前・アイコン画像はイメージとして作成したものです。 Text by NAG