再度やってきた犯人
袋が破れてしまった商品は仕方なく値下げするなど、店には実害も出てしまいました。これまでよりも店内の防犯体制を強化し、二度とこのような事態が起こらないよう店内で情報を共有しました。
それからしばらくすると、防犯カメラに映っていたのと同じ男の子たちがやってきたのです。ワッペンをバラバラにするのを確認したので注意しようとすると、母親がやってきました。事情を説明しようとしたのですが全く聞く耳を持たず「うちの子を疑うの!?」と逆切れ。店長も加わり説明しようとすると、二人を引き連れて店を後にしました。
その後が気になる
それ以来その親子は見かけませんが、「あの子たちはまた違うところで迷惑をかけていないかな」と気になることがあります。子どもを信じたい母親の気持ちはわかりますが、子どもがまだ小さいうちは、自分の子どもの行動は把握しておいてほしいなと思います。
一方で、私たち店舗側も、この出来事から接客業におけるお客様とのコミュニケーションの難しさを改めて痛感しました。
【体験者:40代・パート女性、回答時期:2025年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kato Rira
シナリオライターとして活躍するも、出産と育児を機に、フリーライターに転身。バリキャリから、家庭と仕事の両立への転換を経験し、その思いをコラムに執筆。現在はママ、PTA、職場と家庭のバランスなどを主なテーマにコラムを執筆中。

