
EMISORAは、11月8日(土)、神奈川県川崎市高津区にて「Parklet Café(パークレットカフェ)」をオープンする。最寄り駅は武蔵新城だ。
「Parklet Café」が目指す“やさしい居場所”

「話さなくてもいい。つながらなくてもいい。ただ“そのままの自分”で、ふっとひと息つける場所を。」この言葉に込めた想いをもとに、Parklet Caféは“まちの片隅にある、小さな公園のベンチ”のような居場所を目指している。
店内は、韓国風カフェをイメージした白と木目を基調に、観葉植物や自然素材の家具を配した“日常の中の小さなリゾート”空間。クラウドファンディングを通じて設置予定の「地域情報掲示板」「対話型掲示板」では、人と人がゆるやかにつながる仕掛けを展開する。

また、ワークショップ・講座・イベントが開催できるレンタルスペース機能も備えており、「飲食を楽しむだけでなく、地域のコミュニティが生まれる場」として活用できる。
代表の経験から生まれた持続可能な支援

Parklet Café代表の相澤郁美氏は、保育士として、また子育て支援者として約20年間、子どもや家庭に寄り添う活動を続けてきた。そのなかで「本当に必要な支援ほど、想いだけでは続かない」という現実に直面したという。
がんばりや善意に頼るだけでは、いちばん手を差し伸べたい瞬間に届かないため、支援を“価値”として設計し、持続可能な仕組みに変える必要があると考えた。

2023年に川崎市で立ち上げた子育て支援事業「らしくRuプロジェクト」では、行政や地域と連携しながら子育てイベントや子育て支援者育成の場を重ね、「誰もが安心して立ち寄れる居場所をつくりたい」という想いが生まれた。Parklet Caféは、その延長線上にあるという。
目的がなくてもふらっと立ち寄れて、話したくなければ話さなくてもいい、でも、つながりたいときには自然につながることができる場所。
温かいカップを両手で包みながら、自分を取り戻せるような時間を過ごしてほしい。子ども連れだけでなく、ひとりで過ごしたい人や年配の人も、気軽に足を運んでほしいとの想いが込められている。
そして「来る人が、いつの間にか“つくる人”になる」そんな循環が生まれる、まちの小さな拠点を武蔵新城から育てていきたいと考えている。
