米大リーグ、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が12月5日放送の朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)のインタビューに応じた。そのなかで指揮官は、2026年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場が注目される山本由伸投手と佐々木朗希投手について言及した。
すでに大谷翔平投手が11月25日にインスタグラムで参加を表明。ロバーツ監督は、3人について出場するかの判断は本人たちに任せると前置きしたうえで、大谷については「WBCの開催時期はドジャースのスプリングトレーニング時期くらいで、まだブルペンで肩の準備をしている段階」と、投手ではなく打者としての出場を要望した。一方、ポストシーズンで守護神として活躍した佐々木は、2026年シーズンは先発に戻る予定だ。そのため「投手は大変です。ロウキがWBCで投げたら驚きますね。故障から復帰して間もない中で先発投手としての身体づくりを行いますが、早期に仕上げるのは難しいと思います」と、故障明けの右腕の調整の難しさを指摘した。
また、ワールドシリーズ制覇に貢献した山本についても「由伸にとって、WBCまでに仕上げるのは難しいと思います。休養期間をフルに与えないと難しくなってきます」と体調面を心配。そのうえで、日本が米国開催の準々決勝以降に進んだ場合「1~2試合投げられる可能性があるかもしれません。どうなるかはわかりません」と“限定”登板になる可能性を推測した。
それでも指揮官は、日本のファンがWBCで侍ジャパンの活躍を心待ちにしていることを理解しつつも、「同時に彼らを健康な状態に保たないといけません」と複雑な胸の内を明かした。

