毎日の習慣だからこそ、正しいケアで歯磨き時間をより有意義にしませんか?
今回は歯科医である野尻真里が、オーラルケアの質を底上げする“正しい歯磨き”のポイントをお伝えします。
歯磨きの目的は「すっきりすること」だけじゃない
歯磨きは単に口の中をすっきりさせるためのものではありません。歯についた食べかすやプラーク(歯垢)をブラシで磨き落とすことが本来の目的です。プラーク(歯垢)は細菌の塊で、むし歯や歯周病などお口のさまざまな病気の原因になります。
この歯垢を放置すると、唾液中のカルシウムなどと結合して石のように硬くなり、「歯石」となります。
歯石の表面にはさらに細菌が繁殖しやすくなり、口内環境がどんどん悪化してしまいます。
毎日の丁寧な歯磨きは、歯周病・むし歯・口臭を防ぎ、健康的な口内環境を保つ基本です。
まずは“正しい目的意識”を持つことが大切です。

