部屋が片付かず、「とにかく捨てなくちゃ」と思いながらも、いざとなるとなかなかハードルが高く何もできないままの人も多いのでは? 今回は整理収納アドバイザーの中山さんに捨てなくても「整える」ことでスッキリ暮らせるポイントについて教えてもらいました。中山さんいわく「整える力を身につけると、モノを捨てなくても部屋が片付いて見えるようになります」とのこと。実際に読者のお宅で実践してみました!
読者:原さんのご自宅を訪問
3DKのマンションで夫婦二人暮らしの原さん(59歳)。細かなモノの整理や、スペースの有効な活用方法を見つけるのが苦手。
リビングの「捨てない」片付けアイデア
「片付いているのに散らかって感じてしまうのは、収納しているものが見えているからです。収納は見えないように、見えるものは見栄えよく整えることで、モノがたくさんあっても視覚的に美しくまとまります」
<困りごと>
・モノが多く、ごちゃついた感じがしている。
・化粧品など細かなものが散らばっている。
・床に置いてあるものが多く、掃除がしづらい。
<片付け術>
・見えない収納を選ぶ。
・小物はグループ分けしてまとめる。
・キャスターを付けて移動しやすくする。
Before リモコン、化粧品...雑多にモノが並ぶ空間

After

A:キャスターを付けて移動をラクに


ダンベルやマッサージ器などの重いものは平台車に、観葉植物はキャスター付きの植木鉢台に乗せると、掃除の際の移動がぐんとラクになります。気分に合わせて観葉植物を飾る場所を変えられるのもうれしいポイント。
B:見えない収納でスッキリ見せる

中身が丸見えのため、見苦しく感じるサイドテーブルの収納。100円ショップのかごを足すことで目隠しに。いつもソファでヘアスタイルを整える原さんは、ヘアアイロンを収納。
C:ラグを外して面を見せる
よく使う〝1軍〞アイテムを中心に、使いやすさを意識して、種類ごとなどにグループ分けします。必要なものがすぐ手に取れ、使った後も戻しやすくなり、日々の動作がぐっとスムーズになります。
D:写真は厳選し高さを揃える
Before

After

ランダムに貼ると、ごちゃついた印象に。高さを揃えてまっすぐにするとキレイに見えます。たくさん貼るよりも、厳選するのがおすすめです。外した写真は、ほかの場所に飾ったり、アルバムへ。
E:ボックスやかごでグループ分けする
Before

After



テーブル上の小物は、分類してボックスにまとめ、モノが見える範囲を減らします。メイク道具はナチュラルなかごに、パソコンは原さんとご主人それぞれの専用ボックスを作りソファ横へ。郵便類はまとめて出窓の台へ。
※この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年12月号に掲載の情報です。
構成・取材・文/岸上佳緒里 撮影/齋藤ジン
<教えてくれた人>
整理収納アドバイザー
中山真由美(なかやま・まゆみ)さん
個人・企業への整理収納サービスを行うRitta Stanza代表。"捨て下手""しまい下手"を克服した経験から、片付けが苦手な人に寄り添ったサービスを提供するほか、後進の育成にも精力的。メディア出演、著書多数。

