ハルミは通帳を確認していました。毎月の固定費がかなりかかっているものの、貯金が大きく減った決定的な原因があるわけではないことが分かりました。
その夜、会社から帰宅した夫のコタロウが、週末にテーマパークへ行こうと提案してきました。
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ハルミは、なぜ貯金が減ってしまったのかを考えています。特に大きな出費があったわけではなさそうです。しかし、クレジットカードの支払いがギリギリだった月もあったようです。
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ハルミは、夫のコタロウから「週末に家族でテーマパークに行かないか」と誘われました。しかし、最近は貯金が減っていて、節約しなければならない状況です。そんな中で、ハルミはどのように答えるのでしょうか。
手放して気づいた本当に大切なもの
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この漫画の主人公・三重崎ハルミは、大手企業に勤めるエリートサラリーマンの夫と、元気な息子と暮らす専業主婦。三重崎一家は、静かで整った新興住宅街に、念願のマイホームを手に入れました。穏やかな日々が続くかと思いきや、たった数年で家を手放すことになるのです。
引っ越し先で出会ったママ友たちは、ハイブランドの服や持ち物に身を包み、気さくで親切な人ばかり。けれどハルミは、どこか居心地の悪さを感じ始めます。自分とは違う「豊かな暮らしぶり」に引け目を感じ、次第に劣等感を抱くようになっていったのです。
やがてハルミは、「負けたくない」という気持ちから、ブランド品のバッグや食器を次々と購入。ママ友より少し高い物を選ぶことで、安心感や優越感を得ていました。さらに、子どもの習い事や小学校受験までも、周囲の流れに合わせて見栄で決めてしまいます。気づけば、今月の支払いを翌月の給料でまかなうようになり、200万円あった貯金も30万円まで減ってしまっていました。
そんな折、夫の会社に残業規制がかかり、手取り収入がダウン。毎月の固定費がまかないきれず、ついにはマイホームを手放す決断を下すことになります。
お金の問題だけでなく、どこかで「自分を見失っていたこと」がいちばんの原因だったのかもしれません。他人と比べすぎず、自分たちのペースで暮らす大切さを思い出させてくれる作品です。
記事作成: kotti_0901
(配信元: ママリ)

