メグさんは、夫と小学3年生の息子・カイ、そして愛猫のまりんと暮らす主婦。同じマンションに住むカイの友だち・まさおくんのママが少し苦手です。一定の距離を置いて付き合おうと思っていた矢先、まさおくん一家が猫のリリーを飼い始めたことで、2人はたびたび関わるようになります。
しかし、生き物を飼う責任を軽く考えていたまさおくんママは、突然ペット不可の新居に引っ越すことを決め、メグさんに信じられない相談を持ちかけてきたのです。
「保健所に連れて行く」と平然と言い放つまさおくんママのもとに、これ以上リリーを置いておけない――。そう考えたメグさんは、自宅に戻ると、夫と息子のカイくんにリリーを家族として迎えたいと打ち明けました。カイくんも世話をすると約束し、夫も「リリーに罪はない」と引き取ることに賛成します。
ただし、誰かが助けてくれるなら、命を簡単に手放してもいいと、まさおくん親子に思わせるわけにはいきません。メグさん一家は、リリーを守るだけでなく、まさおくんママに自分の行動と向き合ってもらうための方法を考えたのでした。
飼い主の責任を放棄するママ友に伝えたいこと


















リリーを連れてメグさんの家を訪れたまさおくん親子。メグさんは、今日からリリーは自分たちの家族になるため、あとから返してほしいと言われても応じないことを念書に残してほしいと求めました。
さらに、まさおくんとひさおくんには、リリーが新しい家族との暮らしに慣れるまで、自由に会いに来られるわけではないと説明します。自分たちの都合で手放した後も、以前と同じように会えると思ってほしくない――。そう厳しく伝えながらも、子どもたちの気持ちを考え、年に一度だけ会える機会を設けることにしました。
しかし、まさおくんママは「子どもたちに罪悪感を抱かせた」と激怒。条件に納得できないならほかの人に頼むと言い、リリーを連れて帰ろうとします。最後まで自分たちの都合を優先するまさおくんママに、メグさんは、命を簡単に手放そうとしたことには、それ相応の結果が伴うのだと、厳しい言葉を返したのでした。
◇ ◇ ◇
新たに命を引き取った人には、安心して暮らせる環境を整え、その命を守り続ける責任があります。元の飼い主に寂しさや未練が残っても、それらを新しい生活の安定より優先することはできません。命を託すと決めたなら、相手が示す条件を確認し、飼い主としての責任が相手に移ることを受け入れる覚悟が必要なのかもしれませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター あやかず
男女の双子ママで猫好きです。ブログ「あやかずランド」とインスタグラムでマンガを描いています。

